アナブログ:野川諭生 バックナンバー一覧

2021.12.23(木)

ついに・・・!

去る今月19日、JR 西広島駅の橋上駅舎が開業しました!・・・ごく控えめに言って最高です。私、パース図を拝見した時からウキウキでこの時を待っておりました。採光面が多く設けられ、ヒノキ材がふんだんに使われた、明るさと温かみのあるリッチな空間。湾曲しながら空へと延びゆく天井部分は、広島の西の玄関口として飛躍していく明るい未来を示しているかのようですね! 西広島駅では初となるエスカレーターとエレベーターも設置され、バリアフリーにも配慮されています。 自動改札機が整然と並ぶ姿も美しい・・・。ちなみに↓こちらは 開業に先立って行われた報道公開時の同じ箇所。自動改札機設置前のレアな光景に "鉄" の心が大いにくすぐられました。一方、新駅舎の開業に伴って役割を終えた「仮駅舎」。開業当日に行ってみると・・・ ・・・定めとはいえ、こちらは少し寂しいですね。私、親族が西広島駅周辺に住んでおりまして、こちらの改札口には大変お世話になりました。ホームから駅前ロータリーにすぐ出られたので、とても便利でした。本当にありがとうございました。うれしさと寂しさとが交錯する中でJRの駅舎を後にし、隣接する広電西広島駅へと向かいました。 ・・・なんと、クリスマス電車!!!一足早いプレゼントを受け取ったような、幸せな気持ちになった一日でした。

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2021.11.15(月)

三次のSL

先日、取材で伺った三次市で出会ったのは・・・蒸気機関車!それも8620形です!!!大正~昭和初期にかけて製造された、日本の鉄道史・SL史を語るうえで欠かせないパイオニア機。SLの代名詞となっているD51(通称:デゴイチ、デコイチ)よりも長生きのスーパー機関車です。 (製造された順番の関係で車両番号の頭に【4】が付きますが、ニックネームは "ハチロク" です)全672両が製造された "ハチロク"。この48650号機は大阪で製造され、東は新潟から西は下関まで配属されました。最後は広島へ移り、福塩線や芸備線などで運用され、役目を終えたそうです。 私は、日本の最新技術の粋が詰まったピカピカの在来線車両が大好きですが、SLへの思いはまた少し違ったものがあります。といっても私自身は、幼少期にリアルタイムで黒々とした巨躯を目にしたわけでも、軽快な(時には悲しげな)汽笛を耳にしたわけでもありません。それなのに、SLを前にすると心の奥底が疼くんですね。もしかすると、遺伝子レベルの「思い出」なのかもしれません。 話は戻りましてこの48650号機、1921年11月製なんだそうです。・・・ん?ということは?今月でちょうど100歳なんです!なんとおめでたいことでしょうか!!全国各地に保存されているSLの中には、整備もままならずに風雨にさらされている機も多いのです。そういった状況に立ち会うと胸が締め付けられるような思いになるのですが、この機は有志の皆様による愛情と熱意のこもった手入れの甲斐あってピカピカです。これからも広島の鉄道文化の発展を見守っていてくださいね!

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2021.10.30(土)

宇野駅(岡山県)

JR西日本・宇野線(宇野みなと線)の宇野駅(岡山県)。アートの島として知られる 直島 など、瀬戸内の島々への玄関口です。それにしてもアーティスティックな駅舎ですよねぇ。実はこの駅舎そのものが、あの「瀬戸内国際芸術祭」の作品のひとつなんだとか。島に渡る前から気持ちが高まりますよね。 かつては、高松とのあいだを結ぶ「宇高航路」の出発地でした。瀬戸大橋の開通前は四国との往来のメインルートとして大いににぎわい、駅構内もそれはそれは広大だったとか。 いまは1面2線となり、こじんまりとしたホーム。それもまた、とても味わい深いものです。時代が昭和から平成、そして令和と移ろっても、瀬戸内海を行き交う人々を見守り続ける宇野駅です。(2019年夏・訪問/撮影)

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2021.10.28(木)

大歩危駅(徳島県)

JR四国・土讃線の大歩危駅(徳島県)。観光地として名高い”大歩危峡”の玄関口です。 駅前には商店があり、名物・祖谷(いや)そばをいただくことができます。麺は太く、つなぎをほとんど使っていないので切れやすいのが特徴。ザラッとした独特な舌触りで、濃厚な蕎麦の香りを楽しめます。起伏にとんだ渓谷はもちろん、平家の落人伝説もあって奥深きところ・・・。風土とフードを味わうため、またぜひ訪ねたいと考えています。(2019年夏・訪問/撮影) 

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2021.10.20(水)

八幡浜駅(愛媛県)

JR四国・予讃線の八幡浜駅(愛媛県)。レトロな案内板がいい味を出していますね。この導き通りに進めば宇和島、戻れば松山です。 八幡浜といえば忘れてはいけないのが「ちゃんぽん」です。地元名産のじゃこ天やお肉、玉子など具沢山!あっさりとした黄金色のスープもたまりません。四国の西の玄関口として大いに栄えた港町・八幡浜。様々な文化が混ざり合って生まれたといわれる珠玉の一杯です。(2019年夏・訪問/撮影) 

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2021.10.15(金)

”とき” のながれ

先日、”日本最後の2階建て新幹線” について書かせていただきました。 そのE4系とともに、平成から令和にかけての上越新幹線を引っ張ってきた「E2系新幹線車両」です。JR東日本の ”標準型” 新幹線車両として造られ、東北・上越・長野新幹線で活躍してきたこの車両。E4系とは対照的な(?)スリムな外観ですね。この2種がそれぞれ「Maxとき」、「とき」として一緒に走る上越新幹線が大好きでした。さて、E2系もまた、新型車両の登場により、そう遠くない将来の上越新幹線からの引退が予告されています。こちらも思い入れの深い車両なので、感謝の気持ちを込めた乗車機会を作りたいものです。引退間際に詰めかけることはなるべくしたくないと思っていますが・・・どうなるでしょうか。。。(2019年 燕三条駅にて撮影)

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2021.9.28(火)

未来はいつも・・・

東北・上越新幹線で活躍した ”最後の2階建て新幹線” E4系新幹線車両が引退します。父の実家が福島、最初の職場が新潟であった私にとっても特別な車両で、たくさんたくさん、乗せていただきました。人生で初めてのスキーへ、越後湯沢まで揺られた小学3年生の冬も(初日の準備運動でねんざをして悶絶。1秒たりとも滑れなかったのが心残りです)、新潟から広島へ向かった2018年の年末も、2階席からゆったりと雄大な景色を見せていただきました。ありがとうございました。 (反射鉄・・・!)国内の2階建て新幹線車両の系譜はいったん途絶えることになります。新幹線の高速化&スリム化が進む中で、定員の多さゆえに重量があり、スピードが出せない2階建て車両の出る幕は、もうないのかもしれませんね。でも、いつの日か自分の子ども(いませんが・・・)と一緒に乗るのならやっぱり2階建て車両の2階席がいいなと思う、きょうこの頃です。

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2021.8.27(金)

ガンバレ!

懐かしの国鉄形の電車は、県内でも見かける機会がグッと少なくなってきました。とはいえ、三原駅以東ではバリバリ現役!見かけると思わず「ガンバレ!」とエールを送りたくなります。(2019年9月 三原駅にて)

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2021.7.27(火)

能登中島駅(石川県)

石川県は七尾市にある、のと鉄道七尾線の「能登中島駅」。鉄道旅をする中で、自分とは縁もゆかりもないのに、そこはかとなく「帰りたくなる駅」を各地に見つけてきましたが、ここもまたすばらしい佇まいの駅舎です。情勢が落ち着き、また ”帰れる” 日を心待ちにしています。(2018年12月 撮影)

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2021.6.30(水)

ワイドなビュー

JR身延線(みのぶせん)の特急「(ワイドビュー)ふじかわ」です。ワイドビューの響きの通り、眺めの良い大きな窓が持ち味の373系車両。甲府から静岡・富士方面へと抜ける身延線の車窓は、野趣に富む素敵なものでした。(2019年、甲府駅にて)

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2021.6.25(金)

いとしのマルーン

京阪神エリアを駆け抜ける上品なマルーンカラーは阪急電車。こだわりぬかれた車両の色味や艶が本当に素晴らしいのです。外装のみならず、上質な座席や木目調の内装にも心躍ります。さらには、駅に着いてから列車に乗って降りるまで、いたるところで感じる心くばり・・・。・・・乗りたいなぁ。(2019年、烏丸駅にて撮影)

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2021.6.22(火)

スパっと!

スパッ!と潔い顔立ちのキハ187系。山陰の特急車両といえばコレ!といったイメージの車両です。鳥取名産・ナシがイラストされた形式も。旅情をそそられますねぇ。(鳥取駅にて2019年10月撮影)

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2021.6.7(月)

なが~い!

北陸新幹線の 黒部宇奈月温泉 駅。「くろべうなづきおんせん」長いなぁ・・・と思ったら、11文字で、これは全国の新幹線の駅名で最も長い読み仮名とのこと。「やっぱり」と、うなずき たくなる記録です。(2018年12月撮影)

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2021.5.25(火)

湘南色

いわゆる「湘南色」電車の新旧共演です。鮮やかな緑とオレンジのツートンカラーは印象に残っている方も多いのではないでしょうか。私もたくさんの思い出がありますが、広島で暮らしていると青春18きっぷで東京から広島まで乗りとおした学生時代の記憶が真っ先によみがえってきます。(JR 沼津駅にて、2019年5月撮影)

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2021.4.29(木)

やくも

出雲市駅で発車を待つ特急「やくも」です。使われているのは381系電車。もはや絶滅危惧種となっている、国鉄形の特急電車ですね。写真を見ていると、思い出が "スイッチバック"してきますね。・・・鉄道の旅、したいなぁ・・・。(2019年秋撮影)

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2021.3.26(金)

開幕!

いよいよ開幕ですね!昨シーズンの開幕ももちろん感慨深かったのですがやはり「春に開幕」するのは特別なことだと感じています。皆様とたくさんの感動と興奮を分かち合える1年になりますように!山内さん、ことしもどうぞよろしくお願いいたします! 

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2021.3.26(金)

初戦突破!

先日、甲子園へと出発する広島新庄高校応援団の皆さんのお見送りをしてまいりました。一年越しの春の夢舞台、手に汗握る好ゲームを制して初戦突破!あすは2回戦ですね!球児と応援団の皆さんが、思う存分野球を楽しめることを願っています⚾

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2021.3.8(月)

球春到来!

始まりましたねぇ。(感染症対策を万全に行ったうえで、カープ沖縄キャンプへと取材に行って参りました)

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2021.1.25(月)

下和知駅(広島県)

こちらは我らが広島県、三次市の しもわち(下和知)駅・・・芸備線で三次駅から備後落合駅に向かう途中にあります。 ちなみに、三次方面にひと駅行くと「しおまち」(塩町)駅。「しおまちしもわち、しおまちしもわち、しおまちしもわち」・・・ちょっと噛みそうです。さらに、備後落合方面にひとつ進むと「やまのうち」(山ノ内)駅。「しおまち しもわち やまのうち」・・・素敵なラップが刻めそうです。(写真は2019年・春に撮影) 

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2021.1.15(金)

三才駅(長野県)

こちらは長野県の・・・三才(さんさい)駅です。 (駅舎の字体も味があって大好きです)ホームはなかなかの長さ。いまは第三セクター「しなの鉄道」の駅ですが、かつては信越本線として、上野(東京)方面と直江津(新潟)・金沢方面を結ぶ特急列車も通っていた区間にあります。駅舎にはこんな「ほっこり」スポットも。駅名が駅名ですから、実際に、3才になったお子さんを連れてきて記念撮影するお客さんも多いんだとか。僕がうかがったのは、26才の冬でしたが、願わくば3才の誕生日に来たかったなぁ・・・。・・・きょうがお誕生日の方、おめでとうございます!!! 

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2021.1.12(火)

粟生駅(兵庫県)

こちらもおととし暮れに訪ねた兵庫県小野市の「あお」駅です。「粟生」と書いて「あお」。なかなかの難読駅名です。ヘボン式ローマ字にすると「AO」の2文字で、これは日本の鉄道駅名では最短タイです。たびたび駅名の短さで話題になる 津駅(三重県)もヘボン式ローマ字になると「TSU」ですから粟生駅はちょっとしたナンバーワンステーションです。 跨線橋から見ると構内はこんな感じ。味わいがあって、ドラマが生まれそうな雰囲気です。3路線が乗り入れる便利な駅でもあり、神戸新開地へも1本で出られますし、前回のブログでお伝えした「例の駅」へも10分ほどで行くことができます。とにかく風情がある素敵なところ。状況が落ち着いた暁には、再訪いたします。

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2021.1.6(水)

市場駅(兵庫県)

皆さま、明けましておめでとうございます。新年1本目はこちらの駅から参ります!この漢字の並びでこの読み方をする鉄道駅は全国にいくつかありますが、こちらは兵庫県のJR加古川線。おととしの年末に通りがかっただけで、まだ降りたことはないのですが、なんだか親近感を覚える駅名ですよねぇ。もうひとつ付け加えさせていただけば、私の父が福島県・小野町出身なので、となりの「小野町」駅の漢字の並びと読み方にもワクワクします。また心置きなくワクワクできる日が一日も早く戻ってくることを願わずにはいられません。ことしもどうぞよろしくお願いいたします。

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プロフィール

出身地:東京都
誕生日:8月29日
血液型:不明

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