
2026.08.07(金) 小網町停留場(広島県)

広島市中区の広島電鉄本線の小網町停留場(電停)。
広島駅方面から電車に揺られてくると、
ひとつ手前の土橋で江波方面が分岐します。
そこから大きく西へカーブし、
広電宮島口方面へとひとつ進んだ先にある電停です。

なんといってもこちらのアイデンティティは
他の電停のようなプラットホームがない、
広島電鉄では唯一の「平面電停」であることです。
道路上に緑色で塗られて区別されたゾーンがあり、
こちらから乗り込む形となっています。


なぜこうした構造になっているのかといいますと
このように、幅の狭い道路に設けられているからです。
広島駅を出発し、土橋までは大きな通りを走ってくるわけですが、
ここで急に、地元の皆さんの日常にお邪魔するような
不思議な錯覚に陥るエリアではないでしょうか。
はじめて広電に乗ったとき、私もその感覚を味わったなぁと、
懐かしく思い出しました。

小網町電停西側すぐには、
天満川に架かる広電天満橋(電車専用橋)が。
ここを渡ると、天満町電停です。
1945年、被爆3日後の8月9日には
己斐~西天満町(現:天満町)間で路面電車が運転を再開し、
ひとびとを大いに勇気づけたエピソードはつとに知られていますが、
同15日には天満川を越えた小網町まで、運転範囲が広がりました。
そういった意味で小網町電停は、
広島の復興のあゆみを語る上でも大切な場所だといえます。

広島交響楽団のラッピング電車が渡る広電天満橋。
広響のシンボルマークは鳩。大切に守り抜きたい、平和の象徴です。














