
2025.12.24(水) 夢洲駅(大阪府)


大阪市此花区、大阪メトロ中央線の夢洲駅。
とある大規模なイベントの開催に合わせて
ことし(2025年)1月に開業しました。
そのイベントはと言えば・・・

4月から10月にかけて開催された
『大阪・関西万博』ですね。
アクセスルートはいくつかありましたが、
中央線は会場たる夢洲(人工島)まで乗り入れる
唯一の軌道系交通として、
会期中のメインアクセスルートを担いました。


多くの来場者を想定して、
駅のあらゆる設備が広く、大きく作られています。
万博会期中、改札外のコンコース部分にはおもしろい仕掛けも。

↑ 真ん中やや上のあたりにある「文字」にご注目ください。

みなさまもうお気づきですね。
松の絵で「夢 洲」と描かれていたのです。
気づいたとき、思わず「おおっ」と声を上げたのは私だけではないはず・・・。


それにしても、デザイン性に優れたカッコいい駅でした。
「でした」と、あえて過去形で書きました。
万博が閉幕した今ももちろん、夢洲駅は存在していて、
これからもたくさんの人々に使われていくことでしょう。
しかしながら、いま考えれば夢洲駅そのものが、
交通の最新技術や近未来の理想像が詰め込まれた
一種の「パビリオン」だったのではないかとすら思えるのです。
開業から1年も経っていない夢洲駅ですが、
万博のおわりとともに第一章の幕が下りた・・・
個人的にはそんな印象もあります。

万博のメモリーとともに、格別の思い入れが生まれた夢洲駅です。














