
2025.09.24(水) 出雲神西駅(島根県)
島根県出雲市のJR山陰本線・出雲神西駅。
出雲観光の玄関口である出雲市駅から、
普通列車で西へ進んで二つめの駅です。
駅の構造は1面1線(1本のホーム・線路を上下線で共用)。
快速列車が停車していた時期もありますが、
現在は普通列車のみが停車します。
↑の写真の真ん中奥に屋根付きの細長く白い建物が少し写っていますが、
これはJR西日本の車両基地(後藤総合車両所 出雲支所)の一部です。
京都駅から山口県の幡生(はたぶ)駅までを結ぶ、
全長673.8キロ(支線除く)の山陰本線。
途中いくつかの区間は電車が走れるよう"電化"されており、
鳥取県の伯耆大山(ほうきだいせん)駅から
出雲神西駅のひとつ東隣、西出雲駅まで(正確には先述の車両基地まで)もその一部ですが、
それより西は、この出雲神西駅を含めて終点の幡生駅まですべて、非電化区間です。
非常に小さい駅ですが、ホーム上には待合室があり、
寒風をしのぐことができます。
また、駅舎内には待合スペースも。
地元の方々によって定期的にお手入れがされているようで、
気持ちよく過ごせる空間になっていました。
開業時の駅名は「神西」駅。
観光振興を目的に「出雲大社口」駅と改名した時期もありましたが、
出雲大社の最寄り駅と勘違いしたお客さんが間違えて降りてしまうケースがあったことで
1999年3月に現在の駅名へ改称されました。
当駅から出雲大社まではおよそ9キロ。
駅名変更の経緯からもわかるように、
当駅が「出雲大社の最寄り」ではないことは明らかですが、
駅舎は大社にインスパイア―されたことがよくわかる立派なつくりとなっています。