消えゆく声、つむぐ~ノーベル平和賞と被爆者~
2024年、日本被団協がノーベル平和賞を受賞しました。被爆者の方々の並々ならぬ努力が世界に認められたという、ひとつの証です。 1945年8月6日広島に落とされた一発の原子爆弾。多くの命を奪い、生き残った人々にも差別や偏見、後遺症などの苦しみを残しました。傷つき苦しみながらも、日本被団協は「同じ悲劇を繰り返してはいけない」と核の脅威を世界に訴え続けてきました。長年にわたる被爆者の方々の懸命な活動と平和を願う多くの人々の気持ちが世界に届き実現した、今回のノーベル平和賞受賞。県被団協の理事長を務める箕牧智之さんらは今月、授賞式に参加するためノルウェーの首都オスロへと向かいました。核使用の恐れが現実的になってきている世界情勢。そんな中、被爆者の方々の生の声で核の恐ろしさを世界に訴えかける大切な機会です。短い滞在時間の中で一人でも多くの人に被爆の実相を伝えようとする被爆者の方々の姿をTSSは、カメラにおさめました。 消えゆく声、つむぐ~ノーベル平和賞と被爆者~12月29日(日)午前8時25分放送です。私はナレーションを担当しています。来年は被爆80年。被爆者の平均年齢は85歳を超えています。当時の記憶を直接聞くことができなくなる日が、いつか必ず来ます。被爆者の方々の証言を番組を通して多くの人に聞いていただきたいです。ぜひ、ご覧ください。
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