子育てアドバイス

乱れてしまった生活リズム・家庭学習の習慣を見直そう

 楽しかった夏休みも終わり、学校生活がスタートしました。いつもよりも家族と過ごすことが多かったお子さんもいらっしゃると思います。せっかくの長期休暇だったので、楽しむことももちろんなのですが、一方で、夜更かししたり、朝寝坊したり、宿題をする時間が一定しなかったりして乱れてしまった生活リズムや家庭学習の習慣を直すのに苦労しているお子さんもいらっしゃるのではないでしょうか。そこで、広島市教育委員会 学校教育部 指導第一課 指導主事の奥村鯉都子さんに生活リズムの改善方法、家庭学習の習慣を元に戻すためにはどうしたらいいのか、聞きました。
生活リズムを少しずつ戻すことからスタート
 1か月以上もある夏休みで、生活リズムを一気に取り戻すのは大変です。まずは、基本的なことから見直してみましょう。

「早寝、早起き」
 睡眠時間は8時間程度とるようにし、家を出る1時間前には起きましょう。
「元気なあいさつ」
 朝起きたら元気に「おはよう」と声をかけましょう。お子さんから声をかけてこないときは、お家の方から積極的に声をかけて、家族であいさつの習慣を身に付けましょう。
「朝ごはんを食べる」
 朝ごはんを食べることで、脳と体と心のエネルギー源になるといわれています。
一定の時間に起床すること
これらを実践することで、徐々に生活リズムが戻ってきます。
家庭学習で心がけたいこと
 家にいると、色々な誘惑があり、なかなか勉強に取りかかろうとしないお子さんもいるかもしれません。そこで、ルールを作って、少しずつ元の家庭学習の習慣へと戻していきましょう。まず、テレビをつけない、スマートフォンや携帯、ゲームをしない時間をお家でつくってみましょう。「少しの工夫とがまんすること」 家庭学習を続けるには、これが一番大切です。
 一般的に、学習時間の目安は、「((10~15分)×学年)程度」となり、小学校中学年は、40~50分程度、高学年は、60分程度となります。どうしてもやる気が出ない場合は、机の上や持ち物を整理するといった環境づくりをお家の方も一緒に手伝ってあげてみてはいかがでしょうか。学習する時間についても学校から帰ってからすぐに取りかかるのか、それとも習い事が終わってから取りかかるのか、家庭やお子さんのリズムに合わせて一緒に計画してみましょう。言われなくても宿題を始めるようになった、決められているテレビやゲームの時間を守るようになったなどお子さんの小さな変化を見逃さず、できたときはしっかりと褒めてあげてください。褒められるとお子さんもやる気が出てくると思いますよ。
 また、夏休み明けには「文字を書くこと」「読むこと」の習慣が少なくなっているかもしれませんので、日記を書くこと、図書館へ行って本を読んでみることなどから始めてみましょう。テレビを消して、読み聞かせや一緒に本を読む時間を持つことで、読書に関する興味や関心が高まると思います。ぜひ、お時間があるときに近くの図書館へお子さんと一緒に足を運んでみてはいかがでしょうか。
広島市教育委員会では、生活リズムカレンダーをおすすめしていますので、参考にしてくださいね。
これからシルバーウィークや秋休みなどありますが、さらに生活リズムを乱さないよう毎日チェックをして、お家の方もご一緒に取り組んでみてください。
奥村 鯉都子(おくむら・りつこ)
広島市教育委員会 学校教育部 指導第一課 指導主事

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