健康基礎知識

【素朴な疑問シリーズ】Q.小学生でも「百日咳」になるんですか?
「百日咳」は百日咳菌が気道に感染して生じます。ここ数年、全国的に思春期・成人の「百日咳」の流行が知られており、注意が必要です。ワクチンを接種スケジュール通りに終わった子どもは、感染しても発症しないか重症化予防が期待できます。一方、ワクチン接種をしていない子どもは「百日咳」にかかってしまい、乳幼児が発症してしまうと大変な病気です。また、ワクチンの効果が薄れる小学校高学年の児童や中学生以上の子どもも「百日咳」にかかってしまうことがあります。  
【素朴な疑問シリーズ】Q.どうして「よくかむ」ことが大切なの?
●かめばかむほど、元気モリモリ! 「美食」「飽食」という言葉で形容される現代人の食生活。しかし、加工食品の普及、加熱調理法の進歩などで、現代人の「かむ回数」は大幅に減ったといわれています。歴史をずっとさかのぼり、卑弥呼のいた弥生時代は食事1回分の「かむ回数」は平均3990回で、食事時間も50分かけていたといわれています。それに比べ我々現代人の「かむ回数」は620回、食事時間もたったの10分しかかけていません。卑弥呼の時代の日本人は良い歯や歯茎をしていたと考えられおり、「ひ・み・こ・の・は・が・い~ぜ」(卑弥呼の歯がいいぜ)という標語であらわされるように、「よくかむ」ことには8つの効用があるといわれています。  
【素朴な疑問シリーズ】Q.フッ素でむし歯予防できるって、ホント?
●フッ素は、むし歯予防の強い味方です。 フッ素は、歯のカルシウムなどの溶け出し(脱灰)を抑制し、歯のカルシウムなどの取り込み(再石灰化)を促進します。また、むし歯の原因菌(ミュータンス菌)の活動を抑える作用もあります。大竹市では、5年間のフッ素洗口により、3つの小学校で6年生のむし歯の本数が約1/3に減りました。  
【素朴な疑問シリーズ】Q.プール熱って、どんな病気?
プールでの接触やタオルの共用により感染することが多いため、「プール熱」と呼ばれていますが、正確にはアデノウイルス感染による「咽頭結膜炎」という病気です。発熱(38~39度)、のどの痛み、結膜炎といった症状を来す小児に多い病気で、通常6月頃から徐々に流行しはじめ、7~8月にピークとなります。  
【素朴な疑問シリーズ】Q.カンピロバクター食中毒って、どんな病気?
「カンピロバクター食中毒」は、細菌が食物を介して感染し、腸炎などを引き起こす食中毒です。ノロウイルスやロタウイルスなどによる「ウイルス性腸炎」は水分管理がしっかりできればほとんどが数日で自然に治りますが、カンピロバクターなどによる「細菌性腸炎」の多くは2~4日の潜伏期を経て発症し、発熱・吐き気・下痢などの症状の後、強い腹痛と水っぽい下痢が何日も続く傾向があります。血便を伴うことも珍しくありません。  
【素朴な疑問シリーズ】Q.叱っても言うことを聞いてくれず、褒めるといい気になり、子どもとどのように接していいのか困っています…。
●子どもへの正しい接し方 子どもは、思春期までは親の顔色をうかがっていると思っていいでしょう。子どもにとって家庭環境はその後の人格形成に大きく影響を与え、たとえば、いつも夫婦喧嘩の絶えない場合、子どもの脳にある「扁桃体」(危険センサーのような役割)が過敏になり、自己主張ができず人に振り回される気弱な性格になってしまう可能性があります。 家庭での教育で一番大切なことは、子どもの意見をしっかりと聞くことです。小学3年生の子どもが「お母さん、なんで月は落ちてこないの?」と聞いてきたらどう答えますか・・・・? 正解は「〇〇ちゃんはどう思ってるの?」です。子どもは自分で考えたことをお母さんに話したくて聞いてきたのです。子どもが話し始めたら途中で子供の言葉を否定せず、まずは受け止めることです。子どもが自分で考え、自分の言葉で表現するのを待ってください。  
【素朴な疑問シリーズ】Q.膝のお皿の下の骨が痛いようです…。
発育期(小学生高学年~中学生)のスポーツ少年の膝のお皿の下の骨(脛骨粗面)が徐々に出てきて、痛みを生じる場合、「オスグッド病」かもしれません。スポーツで、特に飛んだり、跳ねたり、またボールを蹴る動作の繰り返しにより生じます。休んでいると痛みがなくなりますが、スポーツを始めると痛みが再発します。成長期に特徴的な痛みです。診断は上記症状とレントゲン検査で判ります。今後の成長に影響を及ぼすことも考えられるので、早期に専門医の診断を受けましょう。  
【素朴な疑問シリーズ】Q.子どもも、花粉症になるのでしょうか?
近年、アレルギーの低年齢化が進み、小児期の花粉症は増加しています。 ▷ 毎年、ある決まった季節になると、くしゃみ・鼻水・鼻づまり・眼の痒みなどの症状が出現する場合、花粉症の可能性があります。診断には医師による詳細な問診と検査が必要になります。  
【素朴な疑問シリーズ】Q.子どもの咳が長引いて、喘息が心配…。
●3週間以上続く「咳」は、注意が必要です。 ◆「咳」は軌道内に異物が混入するのを防ぎ、軌道内から異物を排除するための体の正常な防御機構です。3週間以上8週間未満続く「咳」を遷延性咳嗽、8週間以上を慢性咳嗽と診断します。長引く「咳」は、一般的に3週間を超えるものといえるでしょう。  
【素朴な疑問シリーズ】Q.ノロウイルスとロタウイルスの違いは?
●どちらも非常に感染力の強い  「感染性胃腸炎」の原因ウイルスです。 ◆「ノロウイルス」と「ロタウイルス」は、どちらも嘔吐や下痢・腹痛を主症状とした、「感染性胃腸炎」の原因ウイルスです。 ◆どちらも感染力が非常に強く、わずか数個から数十個のウイルスで感染してしまうと言われています。 ◆感染者の下痢便1グラムの中には、100万個から1兆個のウイルスが含まれています。 ◆つまり感染者の便などに直接触れなくても、咳・嘔吐物のしぶき、ドアノブや手すりなどに付着したウイルスなどで容易に感染をおこしてしまいます。 ◆そのため、学校や保育園などで1人感染者が出ると、急速に感染が広がり、毎年大流行をおこしてしまいます。  

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