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2020年06月02日(火)
【素朴な疑問シリーズ】Q.叱っても言うことを聞いてくれず、褒めるといい気になり、子どもとどのように接していいのか困っています…。


●子どもへの正しい接し方

子どもは、思春期までは親の顔色をうかがっていると思っていいでしょう。子どもにとって家庭環境はその後の人格形成に大きく影響を与え、たとえば、いつも夫婦喧嘩の絶えない場合、子どもの脳にある「扁桃体」(危険センサーのような役割)が過敏になり、自己主張ができず人に振り回される気弱な性格になってしまう可能性があります。

家庭での教育で一番大切なことは、子どもの意見をしっかりと聞くことです。小学3年生の子どもが「お母さん、なんで月は落ちてこないの?」と聞いてきたらどう答えますか・・・・?

正解は「〇〇ちゃんはどう思ってるの?」です。子どもは自分で考えたことをお母さんに話したくて聞いてきたのです。子どもが話し始めたら途中で子供の言葉を否定せず、まずは受け止めることです。子どもが自分で考え、自分の言葉で表現するのを待ってください。


 


●子どもへの正しい叱り方
 

家庭で「〇〇ちゃん、宿題やった?」「ゲームはダメよ」などと毎日言われ続けると、子どものストレスはどんどん増え、精神的に不安定になります。子どもはイライラを言葉ではうまく表現できないため、行動や態度が荒々しくなります。これは子どもからの「お母さんっ、もう限界!」のサインなのです。

もちろん、子どもが間違ったことをしたり、正しいことをできなかった場合は、叱らなければなりません。ただし怒るのではなく叱ってください。いきなり叱るのではなく、まず褒めた後(心を開かせる)、できなかったことを叱る(開いた心に直球)のです。すぐに叱ってしまう親が多いのですが、それでは子どもの心は閉ざされてしまい、何も言うことを聞かなくなります。「〇〇はよく頑張ったねえ!でも△△はなおさないとダメ!」と言う具合に優しく。


 


●上限を決める

以前、私の心療内科クリニックに子どもの家庭内暴力の相談がありました。中学生の頃から親の言うことを聞かなくなり、暴言がだんだんエスカレート、ついには親に手をあげるようになったというのです。話を聞くとかなり放任した育て方をしていたようです(親御さんは『伸び伸びと』育てたと言われていましたが…)。

子どもが精神的に自立しようとする時期、まだその過程にあり自分で感情をコントロールできず、人と交わることで人との接し方を学習します。親は子どもの言葉や行動に対し、『この線を超えるとひどく叱る』と言う上限を決めておく必要があります。

たとえば「バ~カ」とか「ババア」など一言でも汚い言葉を発すればとても強く叱るなど。子どもはこういった親の言動をしっかり観察しており、「これ以上はヤバイな!」と学習するのです。歯止めをしなければ子どもは暴走を始め、ついには家庭内暴力へと取り返しのつかない状態になってしまうのです。


 

【文責】長井敏弘先生

医療法人ハンス理事長 心療内科医

大学卒業後、公務員・サラリーマンなど数々の職業を経て27歳で広島大学医学部に再入学。卒業後は精神科病院・内科医院を経て、現在、医療法人ハンス理事長・学習塾 長井ゼミハンス主宰。元岡山大学医学部臨床教授・広島城北医会会長。TV・ラジオなどのメディアに頻繁に出演。企業や学校関係などで多数講演。著書:「医学でうかる勉強法」(すばる舎)など。

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