原爆犠牲者の遺髪 初のDNA型鑑定へ 「80年前の毛髪でDNA抽出は厳しいが可能性ある」 広島市
11/17(月) 11:58
平和公園の原爆供養塔に安置されている遺骨をめぐり、広島市は身元を特定するために初めてDNA型鑑定を行うことを明らかにしました。
今回DNA型鑑定の対象となるのは、原爆供養塔納骨名簿に名前が記載されている「鍛冶山ミチ子」さんです。
今年5月、被爆後に行方がわからなくなっている「梶山初枝」さんの手掛かりを探す男性から、「鍛冶山ミチ子」は記載間違いではないかとの問い合わせが市に寄せられました。
調査の過程で骨壺の中に遺髪もあることが分かり、市は男性の要望を受けDNA型鑑定を検討。
専門家から「80年前の毛髪でDNAの抽出は厳しいが、可能性はある」との意見を踏まえ、初のDNA型鑑定を行うことを決めました。
鑑定結果が出るまでは1・2週間ほどかかる見込みで、費用は1件につきおよそ10万円で市が全額負担します。
平和公園の原爆供養塔には、引き取り手のないおよそ7万人の遺骨が眠っていて、市は「一人でも多くの原爆犠牲者の遺骨を返還するのは市の責務。DNA鑑定ができる可能性に期待する」としています。
今回DNA型鑑定の対象となるのは、原爆供養塔納骨名簿に名前が記載されている「鍛冶山ミチ子」さんです。
今年5月、被爆後に行方がわからなくなっている「梶山初枝」さんの手掛かりを探す男性から、「鍛冶山ミチ子」は記載間違いではないかとの問い合わせが市に寄せられました。
調査の過程で骨壺の中に遺髪もあることが分かり、市は男性の要望を受けDNA型鑑定を検討。
専門家から「80年前の毛髪でDNAの抽出は厳しいが、可能性はある」との意見を踏まえ、初のDNA型鑑定を行うことを決めました。
鑑定結果が出るまでは1・2週間ほどかかる見込みで、費用は1件につきおよそ10万円で市が全額負担します。
平和公園の原爆供養塔には、引き取り手のないおよそ7万人の遺骨が眠っていて、市は「一人でも多くの原爆犠牲者の遺骨を返還するのは市の責務。DNA鑑定ができる可能性に期待する」としています。
