【広島あの日のきょう】”なめ猫”ブーム到来(1981年)暴走族風つっぱりルックのネコが大人気に!

11/17(月) 17:49

「あの日のきょうにずきゅん」テレビ新広島、放送50年の歴史の中から、あの日のニュースを振り返ります。

今から44年前の1981年11月、つっぱりの学生服を身にまとった「なめ猫」が広島でも女子高校生を中心にブームになっていました。

「なめんなよ」と、暴走族風のつっぱりルックに身をかためた「なめ猫」が広島に登場したのが、この年の6月。広島でブームに火がついて、全国へ広がったと言われています。

最初はポスターだけでしたが、人気が出るにつれ、ペンシルケースやバッグなど商品の種類も豊富になりました。

【女性】
「猫がすごい立って服着てかわいいなって思う」

【男子学生】
Q:あれどう思います?
「かわいい」
【男子学生】
Q:何がかわいいの?猫がかわいいの?
「猫がかわいい。これあるよ。ここにあるよ」
※なめ猫の免許証見せて
「はい」

ところで、不思議に思うのが「なめ猫」の撮影方法。
TSSでは当時、その撮影の舞台裏も紹介しました。

「なめ猫」の生みの親である名古屋のポスターデザイン会社によると、小猫を2本足で立たせるよう訓練し、エサやボールなどで視線を動かして表情を作ったということです。

「なめ猫」は、その後も、暴走族追放ポスターや携帯電話会社のCMに採用されるなど時代を超えて多くの人に愛されました。

(メモ)
業界紙によると、当時、広島市中区堀川町にあったポスター専門店から人気に火が付いたということです。