知人男性をブロックで殴り殺害、遺体損壊遺棄事件 被告側の控訴棄却「第三者が関与した形跡ない」広島高裁

9/2(火) 17:37

4年前、広島市佐伯区で知人の男性を殺害し、遺体を損壊・遺棄した罪に問われていた男の控訴審で、広島高裁は、懲役18年の実刑とした一審判決を支持し被告側の控訴を棄却しました。

判決などによりますと、広島市佐伯区の無職、渡部大地被告(33)は、2021年10月、祖母の家で知人の植木秀俊さん(当時70)の顔面をコンクリートブロックで殴り殺害したうえ、遺体を切断して海に遺棄した罪に問われています。

一審の広島地裁は懲役18年の実刑判決を言い渡しましたが、渡部被告側が判決を不服として控訴していました。

二審の広島高裁で被告側は死体を遺棄したことを認める一方、殺人と死体損壊は「別の男が行った」と主張していました。

2日の判決公判で畑山靖裁判長は、「第三者が関与した形跡もうかがわれないことから被告が犯人であることが強く推認される」などとして一審判決を支持し控訴を棄却しました。