大阪・関西万博「クラゲ館」の移転先 福山市が公募に参加の意向

9/2(火) 17:43

大阪市で開催中の大阪・関西万博のパビリオンについて、福山市が閉会後の移設の公募に参加する意向を明らかにしました。

福山市が公募に参加すると表明したのは「いのちの遊び場クラゲ館」です。
ジャズピアニストで数学研究者の中島さち子さんがプロデューサーを務めていて、大きな膜の屋根を持つ広場、地下の展示室などで構成されています。

市は去年、このパビリオンの移転を希望すると博覧会協会に申し入れをしていました。
2日開かれた会見で、枝広直幹市長は屋根など一部の移設について博覧会協会の公募に参加する意向を明らかにしました。

移設費用はおよそ5億円で、市の負担額は1億8000万円と試算。
市が最新の科学などに触れる施設を計画している草戸町の旧体育館跡地などに設置すると想定しています。

【福山市・枝広直幹市長】
「そこ(科学)に限らず文化とか年齢を超えた多様な人が交流する場と。専門家の意見をしっかりと聞きながら有効に活用していきたい」

公募は、来月行われる見込みです。