12.05.21(月)  3年前を超える“大天体ショー” ~部分日食





写真上は広島市南区 午前7時27分過ぎ 撮影はオレ…
下は先週お見せした見え方の様子…

みなさん、ご覧になりました?

日本では25年ぶりの金環日食でした。
関東から西の太平洋側を中心に観測されました。
広島では部分日食だったのですが、3年前を上回る9割以上の太陽が欠けることから晴天が期待されていました

予報としてはほぼ当たり
ただ太陽の欠け始めでは、広島県南部を中心に雲が多かったこともありやきもきしましたが…
太陽が最も欠けた「食の最大」の時は、北部では割といい状態。南部でも雲間から見ることができたのではないかと思います…
(一応責任が果たせたかな?)

私の写真はさておき
TSS天気予報のユーザーの皆さまから素晴らしい日食の写真が届きました!!





両方とも眼を傷めず日食を観測できる“ピンホールカメラ”の技術を応用したもの!
上は厚紙に小さな穴をあけ、その穴に太陽を通して光と陰で太陽の欠け方をみるものです。
陽射しがなかなか少なかったので、私の観測地点ではダメだったんですが、これは見事!
そして下は木漏れ日が“小さな穴”役割をしたもの。これも見事ですね!
木漏れ日が“三日月状”になっているのがわかりますか?

みなさん、ありがとうございます!!
(これに限らず、天気や自然に関するおもしろい写真があったらぜひお寄せください!!)


次回の大規模な日食は18年後。
太陽が6割強かける2030年6月(北海道で金環日食)になります
ただ、日食観察グラスはしばらくそばに置いておいて!!
実は来月6月6日には、これまた珍しい天体ショーが観測できます!!
金星が太陽の前を横切る“金星の太陽面通過”が観測できます!!
その様子はこちら!!
(画像は国立天文台)

「金星の日面通過」とも言われるこの現象、前回は8年前の2004年6月8日に発生しましたが
次回はなんと105年後!!
晴れていれば午前7時過ぎから午後2時前まで楽しめます!!
これも見逃せませんよ!!
(この“金星の太陽面通過”は243年周期! 次は105.5年後の2117年12月、その次が8年後の2125年、更にその次が121.5年後の2247年なんだそうです…)
詳しくは国立天文台・金星の太陽面通過特設サイトをごらんください!
(hadaken)

   
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