【宮島 霊火堂】全焼から5か月 再建費用高騰で、クラウドファンディング利用 目標額は1億2200万円

10/20(火) 18:36

ツイセキです。

【野川キャスター】
「ロープウェーを降りて、20分ほど山道を登ってきました。非常に蒸し暑い気候の中ですが、宮島弥山霊火堂跡地付近、きょうは多くの人たちが集っています」

20日に宮島で執り行われたのは、今年5月に火事で焼失した宮島、大聖院・霊火堂の復興に向けた祈願祭。

霊火堂が守り続けてきた「消えずの火」で護摩を焚き、再建が無事に進むよう願いが込められました。

【大聖院 吉田正裕 住職】
「以前のようなお堂の中で、早く消えずの火を守りたい。再建につけては、なるべく早い霊火堂の再建を準備している」

火事があったのは、今から5カ月前の5月20日、宮島の弥山山頂付近にある「霊火堂」は、激しく燃え上がった炎で全焼しました。

平安時代に、弘法大師・空海が修行した際に残った火が、1200年以上「消えずの火」として燃え続けていた霊火堂。2005年にも火災が発生し焼失しましたが、再建を果たし多くの人が訪れていました。

【野川キャスター】
「再建への障壁の一つが、霊火堂の立地です。標高およそ500m、資材の運搬にはこちらの索道を使います」

車の通れない山頂付近にあることから、資材の搬入には物資輸送用のリフトを使う必要があるなど、工事には多くの困難が伴います。

霊火堂の再建にかかる費用は、約2億8000万円。資材や人件費の高騰から、総工費は前回再建時の3倍近くになるといいます。

寺の資金だけでは再建は難しく、20日からクラウドファンディングで広く支援を募ることにしました。

【大聖院 吉田正裕 住職】
「全額が集まるまで、寺だけで進めると数年かかるものですから。一刻も早い再建をするには、クラウドファンディングをして、多くのみなさま方に協力をいただきたいという思いでさせてもらった」

再建される霊火堂は、内部を土塀や漆喰など燃えづらい材質にするほか、火災が発生した場合に延焼を防ぐ、防火シャッターのような設備を設置するなど、防火対策がとられる計画です。

再建への工事は、早ければ来年、年明けにも始まる予定で、完成は来年11月を目指しています。

【祈願祭の参加者】
「早く、またここで護摩行とかできたらいいなと思って。皆さんがここに上がって、お参りする場所なので、やっぱり早く再建できたらいいなと思っています」

クラウドファンディングの目標金額は1億2200万円。

『消えずの火』を未来へつなげるため、多くの人の支援とともに再建を目指します。

【スタジオ】

【スタジオ 野川キャスター】

「クラウドファンディングは、先ほど確認したところ、すでに130万円を超える支援額が集まっています。クラウドファンディングの期間は、来年1月4日までで、インターネットからの申し込みです」