広島県で選ばれる街”転入超過” 1位・熊野町:電車なくても便利 2位・廿日市市:子育て世代の移住顕著

4/30(木) 18:49

続いてはツイセキです!

【熊野町 総務部 佛圓至裕部長】
「本当に町が元気になっている。活性化してるなという印象もあるし、ある意味熊野が選ばれていることはすごく嬉しく思っている」

近年、転入超過が続き、おととしに続いて去年も“県内1位“となった熊野町。
町内の不動産会社でも物件を探す人の数がこの数年、顕著に増え、特にこれまで熊野町と馴染みがなかった人が目立つと話します。

【萩原不動産・福垣内 邦治 代表取締役】
「電車が走っていないというのが一番のウィークポイントではあるが、広島熊野道路が無料になった。海田大橋は50円(普通車・ETC)になりました。今では30分ぐらいで(広島市)南区仁保まで出ることができるので、若い車を持っている方にとっては全然デメリットではないんじゃないかと思う」

他の市町へのアクセスの良さに加え24時間営業のスーパーや、ファストフード店が近年続々と出店したことも新たな生活拠点選びの後押しになっているとみられています。
熊野町民に聞いてみても…。

【20代・沖縄からUターンした町民】
「ビックリした。(沖縄から)帰ってきて思ったのはそんなにいっぱいできたん?!みたいな。すき家とか“マック”とかが増えているので生活しやすくなった」

一方、ここまで“11年連続”の転入超過となっている廿日市市。
去年の転入超過数は県内2位ですが、中国地方のうち人口10万人を超える自治体の中では“唯一”の“転入超過”となりました。

【廿日市市・松本太郎市長】
「廿日市が子育てしやすい街というのは以前から少しずついろいろな皆さんの評価に繋がってきたと思うが、最近はその評価が定着してきている気がする」

子育て世代の流入が顕著ですが、出生数自体は増えていないため子育て環境を求めて移り住んで来ていると分析。
2040年に10万人あまりまで人口が減少するとの予測がある中で、11万人を維持するため都市構造の再構築や住宅造成が進む地区へのこども園誘致など“求心力”のある施策を展開。
人口減少の影響を受けにくい街づくりを加速させていくとしています。

その実現のためには…。

【廿日市市・松本太郎市長】
「幹部会議の中でとにかくやめる勇気というのをしっかり持ってやろうじゃないかと。例えばバスの問題もそうだが、乗っていないところは申し訳ないけどその間はカットさせていただきますよと。メリハリのある行政運営をしながら最後には勝ち残っていきたい」

《スタジオ》
熊野町、廿日市市ともに流入が増え始めた時期には新しい商業施設の出店が重なっていてその影響は大きいと担当者も話していました。
そうした中で若い人が求める店や施設をいかに誘致できるか、が一つ大事なポイントにもなりそうです。

一方で廿日市市の松本市長は今後のポイントとして、人を増やすプロセスで大事なのは開発業者・デベロッパーの存在だが、マンションのような建物がこないとこの転入超過の状況は維持できないとも話していました。

【コメンテーター:エディオン女子陸上部アドバイザー・木村文子さん】
「私は廿日市市で室内のスポーツ施設で実際に陸上教室をさせていただいたことがあるんですが、子供たちが本当に安心して遊べる場所があるだけでも、やはり親世代としてはすごく生活しやすいなと感じる部分があるなと思いました。地域で一緒になって子育てできる街づくりっていうのが一つ鍵になってくるのかなと思います」