台湾出身の被爆者の歴史を知ってもらいたい 被爆2世の女性が父の体験伝える 県立広島大学で

4/29(水) 10:50

あまり知られていない台湾被爆者の歴史について理解を深めてもらおうと、県立広島大学で被爆2世の女性が父の体験を伝えました。

県立広島大学で登壇した日下美香さん(64)。
日下さんは2年前から紙芝居を使って、台湾出身で広島で被爆した父・増井健三さん(2021年94歳で死去)の被爆体験を語っています。

台湾が日本の統治下にあった1944年、健三さんは17歳で日本の海運会社で働き始め、翌年の8月6日、爆心地から2.2キロの場所で被爆。
終戦後も台湾への帰り方が分からず、広島で中華料理店を開店し、日本人の妻との間に日下さんを授かります。

日下さんは戦争に翻弄された父の人生を通して感じた、平和を築く必要性を学生に訴えました。

【日下美香さん】
「身近に被爆した人がいたら今のうちに話を聞いて、被爆100年以降は皆さんが被爆証言の記憶の連鎖に努めてもらえたら」