広島の川土手で息子を殺害した母親の裁判 「非難することは一切ない」夫が執行猶予付きの判決求める

12/9(火) 23:00

広島市の川土手で息子を殺害した罪に問われている母親の裁判で、
9日証人尋問が行われ、夫が母親について「非難することは一切ない」と訴え
執行猶予付きの判決を求めました。

広島市中区の無職・清原和子被告は、
今年5月、広島市中区白島九軒町の川土手で55歳の息子の首を
ロープで締め付けるなどして窒息死させた罪に問われています。

これまでの裁判では、清原被告がアルコール依存症の息子の将来を悲観し、
息子を川土手に連れ出したことなどが明らかになっていました。

9日の証人尋問では、清原被告の夫が出廷し、
外出する息子を「出たら死ぬことになる」と引きとめると、
「死んでも飲みたい」といった会話があり、2人の外出を止めなかったと証言。

また、息子の衣食住の世話をする清原被告に対し、
「非難することは一切ない」としたうえで、執行猶予付きの判決を求めました。