「あなたが捜査線上に…」会社役員の男性が1500万円の詐欺被害 ニセの「守秘義務命令」等信じ送金
9/26(金) 16:00
警察官を名乗る男から送られた「守秘義務命令」などと書かれたニセの書類を信用し指示されるまま金を振り込んだ東広島市の男性が1500万円をだまし取られました。
警察によりますと、東広島市に住む50代の会社役員の男性は、9月22日正午ごろ、広島市中区の会社事務所にいたところ、携帯電話に、「+」で始まり末尾が「0110」(※末尾が0110は警察署の番号によくある)と表示された番号から着信がありました。
警察によりますと、東広島市に住む50代の会社役員の男性は、9月22日正午ごろ、広島市中区の会社事務所にいたところ、携帯電話に、「+」で始まり末尾が「0110」(※末尾が0110は警察署の番号によくある)と表示された番号から着信がありました。
電話は「警視庁の警察官を名乗る男」からで、男は「特殊詐欺の捜査であなた名義のキャッシュカードを押収している。あなたは容疑者として捜査線上にあがっているので警視庁に来てほしい」と言われ、また「あなたの口座を確認する必要がある。疑いが晴れたら返金する」などと金の振り込みを要求されました。
その後、SNSを通じて、被害男性の名前と住所が記載された「守秘義務命令」「凍結捜査差押許可状」という書類が送信され、これを信じた男性は指定された口座に現金1500万円を振り込んだということです。
「身に覚えのない容疑をかけられている」と男性が広島中央警察署に相談し詐欺被害が発覚しました。
その後、SNSを通じて、被害男性の名前と住所が記載された「守秘義務命令」「凍結捜査差押許可状」という書類が送信され、これを信じた男性は指定された口座に現金1500万円を振り込んだということです。
「身に覚えのない容疑をかけられている」と男性が広島中央警察署に相談し詐欺被害が発覚しました。
県警は、「警察官が捜査対象となっていることを電話で連絡したり現金の振り込みを要求したりすることはない」「犯人が『誰にも言わないように』と指示してきても、まずは警察や身近な人に相談してほしい」と注意を呼びかけています。