福山城の「多聞櫓」遺構見つかる 国内屈指の規模か 報道陣に公開 広島
9/26(金) 17:51
福山市の福山城跡で、櫓や門をつなぐ国内屈指の規模の「多聞櫓(たもんやぐら)」の跡が見つかり、26日報道陣に公開されました。
福山市教育委員会がおこなった発掘調査で今月見つかったのは、多聞櫓の土台を支えていた三つの石です。
【毛利祥子記者】
「今回見つかった石は、伏見櫓から5メートルほど離れた場所で見つかっていて、多聞櫓の入り口部分を支えていたとみられています」
福山市教育委員会がおこなった発掘調査で今月見つかったのは、多聞櫓の土台を支えていた三つの石です。
【毛利祥子記者】
「今回見つかった石は、伏見櫓から5メートルほど離れた場所で見つかっていて、多聞櫓の入り口部分を支えていたとみられています」
史料によりますと、福山城の多聞櫓は全長およそ722メートルと国内屈指の規模を誇り、廃城令を受けて明治中期ごろに失われ、木や床材は一般住宅の建設などに再利用されました。
これまでは古い写真や絵図を基に研究していましたが、今回初めて遺構が確認されたことで、多聞櫓の正確な位置や構造が推測できるようになるということです。
これまでは古い写真や絵図を基に研究していましたが、今回初めて遺構が確認されたことで、多聞櫓の正確な位置や構造が推測できるようになるということです。
【福山市文化振興課・榊拓敏文化財担当課長】
「市民の皆さんにとって福山城が輝き続ける価値になるように調査を進めてまいりますので、ご期待を持って関心を持っていただけたらと思います」
市教委は、年度内にも別の地点で発掘調査を予定しています。
「市民の皆さんにとって福山城が輝き続ける価値になるように調査を進めてまいりますので、ご期待を持って関心を持っていただけたらと思います」
市教委は、年度内にも別の地点で発掘調査を予定しています。