【広島あの日のきょう】風の子学園事件(1991年)少年少女2人がコンテナに監禁され死亡
7/30(水) 18:55
「あの日のきょうにずきゅん」テレビ新広島、放送50年の歴史の中から、あの日のニュースを振り返ります。
今から34年前の1991年7月30日、当時、三原市にあった少年の矯正施設「風の子学園」で、コンテナに監禁されていた少年少女2人が死亡する痛ましい事件がありました。
【古谷記者】
「少年少女2人が死亡するというショッキングな事件があったのは、あのコンテナの中です」
「少年少女2人が死亡するというショッキングな事件があったのは、あのコンテナの中です」
この事件は、三原市の小佐木島にあった非行少年を更生させる施設「風の子学園」で、当時67歳の園長が、少年少女2人をタバコを吸った罰として、園内にあったコンテナに炎天下の状態で監禁し、脱水症状を引き起こし死亡させたものです。
14歳の少年と16歳の少女は手錠をかけられ、およそ45時間の間、コンテナに閉じ込められていました。
園長の男は監禁致死の罪で起訴され広島地裁は懲役6年の実刑判決を言い渡し、後に懲役5年の実刑が確定しました。
園長の男は監禁致死の罪で起訴され広島地裁は懲役6年の実刑判決を言い渡し、後に懲役5年の実刑が確定しました。
事件から32年後の2023年6月、不明だった地権者が見つかったことから島に長年放置されていたコンテナが撤去されました。
非行少年に対する指導と称した暴力行為が取りざたされた時期に起きた事件でした。
非行少年に対する指導と称した暴力行為が取りざたされた時期に起きた事件でした。