中国電力 第1四半期決算 2年連続の「減収減益」 企業向けの電気料金値下げで 

7/31(木) 18:57

中国電力は31日、第1四半期の決算を発表し、昨年度に続き2年連続の減収減益となりました。

中国電力によりますと、今年度第1四半期のグループ全体の売上高は、企業向けの高圧・特別高圧の電気料金を見直したことなどにより3295億円と前の年に比べて7億円の減収となりました。

経常利益は、燃料価格や電力市場の取引価格が安定的に推移しているため、卸・小売事業の競争進展が利益を押し下げ、339億円と前の年に比べて34億円の減益となりました。

通期の業績予想は据え置きとしていて、経常利益は、前の年に比べて33.9%減少の850億円となる見通しです。

【中国電力経営管理部門・徳永純也マネージャー】
「米国関税政策による今後の生産活動への影響が懸念される一方で、夏場の高気温による需要の増加も見込める状況にある。今後も動向を注視していきたい」