【広島あの日の今日】図書館船「ひまわり」が引退(1981年)島の子どもに本を届けて20年
7/31(木) 18:39
「あの日のきょうにずきゅん」。
テレビ新広島、放送50年の歴史の中から、あの日のニュースを振り返ります。
今から44年前の1981年7月、20年近く島の子供たちに本を届けてきた図書館船「ひまわり」が、引退することになりました。
テレビ新広島、放送50年の歴史の中から、あの日のニュースを振り返ります。
今から44年前の1981年7月、20年近く島の子供たちに本を届けてきた図書館船「ひまわり」が、引退することになりました。
図書館船ひまわりは、移動図書館の一つとして瀬戸内海が広がる広島県が全国に先駆けて、1962年に建造したものです。
1500冊の本を船に積んで県内15の島をまわる図書館船は、子供だけでなく島の人たちにも親しまれてきました。
年間8回、島を訪ね20年近くで地球2周分にあたる8万キロを移動しのべ60万人に利用されてきました。
1500冊の本を船に積んで県内15の島をまわる図書館船は、子供だけでなく島の人たちにも親しまれてきました。
年間8回、島を訪ね20年近くで地球2周分にあたる8万キロを移動しのべ60万人に利用されてきました。
しかし、船自体が老朽化し、島と本土をつなぐフェリーの便数も増えたことから、役割を終えることが決まったものです。
このような図書館船は全国でも例を見ない役割を担った船だったことが最近になって再評価され、2021年、日本船舶海洋工学会の「ふね遺産」に認定。
瀬戸内の島々に文化を届けた「ひまわり」は現在、寄港地の一つだった尾道市瀬戸田町で大切に保存されています。
このような図書館船は全国でも例を見ない役割を担った船だったことが最近になって再評価され、2021年、日本船舶海洋工学会の「ふね遺産」に認定。
瀬戸内の島々に文化を届けた「ひまわり」は現在、寄港地の一つだった尾道市瀬戸田町で大切に保存されています。