450回超の核実験で今も苦しむ人々が…カザフスタンの国際NGOが広島訪問 平和記念式典出席へ
7/31(木) 18:10
旧ソ連の核実験場があったカザフスタンで活動する国際NGOの事務局長が広島市の松井市長と面会し、被曝者の支援に向けて「反核や平和の声を一層強くしていきたい」と語りました。
広島市役所を訪れたのはカザフスタンで活動する国際NGO「ポリゴン21」のマイラ・アベノバ事務局長です。
広島市役所を訪れたのはカザフスタンで活動する国際NGO「ポリゴン21」のマイラ・アベノバ事務局長です。
カザフスタン・セメイ市にあるセミパラチンスク核実験場では旧ソ連時代の1949年から40年間にわたって450回を超える核実験が繰り返され、周辺に住む人々は今もなお健康被害に苦しんでいます。
アベノバ事務局長は核実験の被害者を支える新しい法律をつくるために署名を集めるなど精力的に活動を続けています。
アベノバ事務局長は核実験の被害者を支える新しい法律をつくるために署名を集めるなど精力的に活動を続けています。
きょうの面会では「被曝者支援の願いをより現実的なものにするために専門的な技術のある日本のみなさんと協力していきたい」と語りました。
それに対し、松井市長は「広島の市民が皆さんと一体となって、これからの取り組みに向けての協働の輪が広がることを心から期待している」などと述べました。
【国際NGO「ポリゴン21」マイラ・アベノバ事務局長】
「世界が核戦争の瀬戸際にある今、核実験や核兵器の使用への反対の声をさらに強めていかなければなりません」
アベノバ事務局長は来月7日まで日本に滞在し、6日の平和記念式典にも参列する予定です。
それに対し、松井市長は「広島の市民が皆さんと一体となって、これからの取り組みに向けての協働の輪が広がることを心から期待している」などと述べました。
【国際NGO「ポリゴン21」マイラ・アベノバ事務局長】
「世界が核戦争の瀬戸際にある今、核実験や核兵器の使用への反対の声をさらに強めていかなければなりません」
アベノバ事務局長は来月7日まで日本に滞在し、6日の平和記念式典にも参列する予定です。