海上保安大学校の職員・学生の3名が旅行先のタイで大麻購入・使用し懲戒処分 広島

7/25(金) 17:00

広島県呉市にある海上保安大学校の男性職員2人と男子学生1人が、旅行先で訪れたタイで、大麻を購入し使用したとして、懲戒処分を受けました。3人は25日付で辞職しました。
海上保安大学校によりますと、22歳の男性職員2人と23歳の男子学生の3人は、今年3月、プライベートでタイの観光地を訪問。そこで販売していた巻紙に包まれた大麻を購入し、使用したということです。

タイでは3年前に、医療目的に限り大麻の販売や使用ができるようになりましたが、それ以外の目的で私的に利用することは認められていません。

今年4月上旬、警察から海上保安大学校に調査依頼があり、3人に話を聞いたところ事案が発覚しました。

海上保安大学校は、今回の事案が国家公務員法に違反するとして、25日付で男性職員2人を停職12カ月、男子学生を停職10カ月にしました。

3人は「自分自身の行動が周囲に迷惑をかけ、大変申し訳なかった」などと話していて、25日付で辞職したということです。

海上保安大学校の筒井直樹校長は、「海上保安庁の幹部養成機関である当校において、薬物に手を染めるといった許されない非行行為を行う職員及び学生が複数出たことは大変遺憾であり、心からお詫び申し上げます。教育指導を徹底し、再発防止に努めてまいります」とコメントしています。