「いじめ」の認知件数が増加 子供たちの本音や生の声を聞く “付き合ってください” は「いじめ」?
7/25(金) 19:08
ツイセキです。
広島県内の学校での「いじめ」の認知件数は、ここ数年、増加しています。
いじめ問題を解決する全国でもユニークな取り組みが来月開催されるのを前にその狙いを追跡しました。
来月2日に、広島市PTA協議会が主催して、広島市内で行われるイベント。
テーマは、「いじめを未然に防ぐ」
まず、子供たちの本音や生の声を知ることが必要です。
広島県内の学校での「いじめ」の認知件数は、ここ数年、増加しています。
いじめ問題を解決する全国でもユニークな取り組みが来月開催されるのを前にその狙いを追跡しました。
来月2日に、広島市PTA協議会が主催して、広島市内で行われるイベント。
テーマは、「いじめを未然に防ぐ」
まず、子供たちの本音や生の声を知ることが必要です。
【広島市PTA協議会・栗川文博 会長】
「いかにしたら子供たちによく考えてもらえるか、子供たちが普段思っていることを話してもらえるかを考えていくとああいう形になった」
その形とは、どのようなものなのでしょうか?
<2023年開催 いじめ防止プロジェクト>
会場にはステージを中心に、子供たちが座ります。
子供たちは、スマホやタブレットを使って、いじめの様々な問題について意見を出しあいます。
それぞれの意見が、チャット形式で、モニターに表示されますが、個人の名前はでないため、本音を話せます。
【広島市PTA協議会・栗川文博 会長】
「言葉には出せないけども、違う形で自分の意思を表現できる。友達同士と喋っている感覚で思っている事を話してもらいたいということで会場の準備やプログラムは作っています」
ディスカッションの講師を担当するのは、上越教育大学大学院の高橋知己教授。
いじめ問題や生活指導の研究に取り組みながら、全国で、イベントや講演を行う教育環境作りの専門家です。
【上越教育大学大学院・高橋知己 教授】
「予定調和的に終わることを僕らは求めていないので、自由に話してもらっていいと思うので」
ディスカッションでは、子供たちのリアルな反応や意見が交わされます。
<ディスカッション>
「いじめのアンケートやっている学校?」<たくさん手があがる>
「これ効果があると思う人?」<ほとんど手があがらない>
「効果がないと思う人?」<たくさん手があがる>
【参加者】
「自分の学校がいじめの対策をしていると言えるように」
「大人のアリバイ作り」
「いかにしたら子供たちによく考えてもらえるか、子供たちが普段思っていることを話してもらえるかを考えていくとああいう形になった」
その形とは、どのようなものなのでしょうか?
<2023年開催 いじめ防止プロジェクト>
会場にはステージを中心に、子供たちが座ります。
子供たちは、スマホやタブレットを使って、いじめの様々な問題について意見を出しあいます。
それぞれの意見が、チャット形式で、モニターに表示されますが、個人の名前はでないため、本音を話せます。
【広島市PTA協議会・栗川文博 会長】
「言葉には出せないけども、違う形で自分の意思を表現できる。友達同士と喋っている感覚で思っている事を話してもらいたいということで会場の準備やプログラムは作っています」
ディスカッションの講師を担当するのは、上越教育大学大学院の高橋知己教授。
いじめ問題や生活指導の研究に取り組みながら、全国で、イベントや講演を行う教育環境作りの専門家です。
【上越教育大学大学院・高橋知己 教授】
「予定調和的に終わることを僕らは求めていないので、自由に話してもらっていいと思うので」
ディスカッションでは、子供たちのリアルな反応や意見が交わされます。
<ディスカッション>
「いじめのアンケートやっている学校?」<たくさん手があがる>
「これ効果があると思う人?」<ほとんど手があがらない>
「効果がないと思う人?」<たくさん手があがる>
【参加者】
「自分の学校がいじめの対策をしていると言えるように」
「大人のアリバイ作り」
時には、クイズ形式で、いじめの本質を考えていきます。
例えば、こちら。
苦手なタイプの男の子から、「付き合ってください」と女の子が告白されました。
その女の子には、実は、他に好きな男の子がいて、女の子は、告白された翌日から、学校を休んでしまいました。
こちらのケースは、いじめになるのか?ならないのか?
会場からは、様々な意見が飛び出します。
例えば、こちら。
苦手なタイプの男の子から、「付き合ってください」と女の子が告白されました。
その女の子には、実は、他に好きな男の子がいて、女の子は、告白された翌日から、学校を休んでしまいました。
こちらのケースは、いじめになるのか?ならないのか?
会場からは、様々な意見が飛び出します。
【女の子】
「無理ですね。これは・・苦手な人から告白されるのはちょっと無理ですね」
「無理ですね。これは・・苦手な人から告白されるのはちょっと無理ですね」
【男の子】
「この男の子は自分が告白しただけで、自分の気持ちを伝えているので、いじめではないと思いました」
【男の子】
「これでいじめだったら告白できる男子はいなくなるんじゃないかと・・」
「この男の子は自分が告白しただけで、自分の気持ちを伝えているので、いじめではないと思いました」
【男の子】
「これでいじめだったら告白できる男子はいなくなるんじゃないかと・・」
さて、みなさんは、どう思いますか?この事例、実は、「いじめになる」だそうです。
【上越教育大学大学院・高橋知己 教授】
「これは実際に関東のある高校で実際にあった事例で、文部科学省まで上がっていて、いじめの事例として認定されたものです。ささいな出来事で普段の日常的な会話がいじめにつながることがたくさんあるという事に気付いてほしくていじめと出しています」
意見を出し合いながら、いじめが起こる要因を考えます。
【上越教育大学大学院・高橋知己 教授】
「自分の思っている事だけだから自分の思いを伝えるだけだから、それは自由でフリーに伝えていいかという話です。それではキモイと思ったらキモイと言っていいの?嫌いだったら嫌いと言っていいのという話です」
【上越教育大学大学院・高橋知己 教授】
「これは実際に関東のある高校で実際にあった事例で、文部科学省まで上がっていて、いじめの事例として認定されたものです。ささいな出来事で普段の日常的な会話がいじめにつながることがたくさんあるという事に気付いてほしくていじめと出しています」
意見を出し合いながら、いじめが起こる要因を考えます。
【上越教育大学大学院・高橋知己 教授】
「自分の思っている事だけだから自分の思いを伝えるだけだから、それは自由でフリーに伝えていいかという話です。それではキモイと思ったらキモイと言っていいの?嫌いだったら嫌いと言っていいのという話です」
広島県教育委員会の調査では、ここ数年、県内の小学校から高校、特別支援学校のいじめの認知件数は増加傾向にあります。
子供たちが安心して学べる環境を作るには、「いじめを未然に防ぐ」ことは、大切な課題です。
【上越教育大学大学院・高橋知己 教授】
「具体的な行動として何ができるのという事を子供側からも大人側からも言うこと、発信する事はすごく大事だと思っています。そういう意味では広島がスタートだと思います」
子供たちのリアルな声を聞き、寄り添う取り組み。
いじめを未然に防ぎ、なくそうというイベントが、この夏、開催されます。
<スタジオ>
いじめもそれからハラスメントもそうですけど、受け取る側がどう思うかというのは一つキーワードなんでしょうか?
【コメンテーター:元カープ・山内泰幸さん】
「そうですね。そこがポイントになると思いますけれども、未然に防げれば最高ですけど、ある程度、学校生活の中で自分の発した言葉が不快に思わせることをしたという失敗の経験もしていかなきゃいけないとは思いますけど、何も言えなくなりますよね」
やっぱり世の中、社会に出たらいろんな人がいて、同じことにもいろんな意見の人がいるというのは当然考えなきゃいけないですね。
【コメンテーター:叡啓大学・早田吉伸 教授】
「加害者と被害者は本当に対立で考えるだけではなくて、教育現場でもう少し複眼的に物事を見ていくことはやっぱり必要になってくると思うんですよね。子供たちに対しては自分がどう受け止めたかというだけではなくて、なぜ相手がそういう行動をしたのかということも一歩引いて考えていく。そういうことも教育の現場で促していくことが必要になってきますよね」
このイベント「いじめ防止プロジェクト つなげる心」は
8月2日(土)午後1時~午後3時40分
広島グリーンアリーナ小アリーナで開催されます。
参加料は無料で、大人でも子供でも参加できます。
参加を希望される方は、『いじめ防止プロジェクト [ 検索 ] 』まで、お問合せください。
子供たちが安心して学べる環境を作るには、「いじめを未然に防ぐ」ことは、大切な課題です。
【上越教育大学大学院・高橋知己 教授】
「具体的な行動として何ができるのという事を子供側からも大人側からも言うこと、発信する事はすごく大事だと思っています。そういう意味では広島がスタートだと思います」
子供たちのリアルな声を聞き、寄り添う取り組み。
いじめを未然に防ぎ、なくそうというイベントが、この夏、開催されます。
<スタジオ>
いじめもそれからハラスメントもそうですけど、受け取る側がどう思うかというのは一つキーワードなんでしょうか?
【コメンテーター:元カープ・山内泰幸さん】
「そうですね。そこがポイントになると思いますけれども、未然に防げれば最高ですけど、ある程度、学校生活の中で自分の発した言葉が不快に思わせることをしたという失敗の経験もしていかなきゃいけないとは思いますけど、何も言えなくなりますよね」
やっぱり世の中、社会に出たらいろんな人がいて、同じことにもいろんな意見の人がいるというのは当然考えなきゃいけないですね。
【コメンテーター:叡啓大学・早田吉伸 教授】
「加害者と被害者は本当に対立で考えるだけではなくて、教育現場でもう少し複眼的に物事を見ていくことはやっぱり必要になってくると思うんですよね。子供たちに対しては自分がどう受け止めたかというだけではなくて、なぜ相手がそういう行動をしたのかということも一歩引いて考えていく。そういうことも教育の現場で促していくことが必要になってきますよね」
このイベント「いじめ防止プロジェクト つなげる心」は
8月2日(土)午後1時~午後3時40分
広島グリーンアリーナ小アリーナで開催されます。
参加料は無料で、大人でも子供でも参加できます。
参加を希望される方は、『いじめ防止プロジェクト [ 検索 ] 』まで、お問合せください。