戦後復興期の広島をファッションで支えた女性の写真展 「おしゃれで人々に勇気」広島 

7/25(金) 17:38

戦後復興期の広島においてファッションの持つ力で人々に勇気を与えた一人の女性の写真展が25日から広島市で始まりました。

戦後の広島で活躍したファッションモデル睦徳子(むつ・とくこ)さん。
広島初のモデル事務所を設立し、自由な発想で表現するおしゃれを通して戦後「心の復興」へと歩み出す人々の背中を押しました。

徳子さんの長女である英子さんが中心となり、残された1000点を超える写真の中から表情や当時のファッションがよくわかる写真およそ50点を厳選しました。

中には1956年に広島市内で行われたファッションショーの写真も展示されていて、『おしゃれ』が当時の人々の心を彩っていたことが伝わります。

【睦 徳子さんの長女 三輪英子さん】
「ファッションからみる戦後というのを伝えていくのも一つの役割かなと思って若い人にもこういう記憶というところを伝えたい」

【訪れた人は】
今こうしてみると先駆けだったのかなとすごく感動している未来に向けて発信していくことは素晴らしいと思う徳子さんがまとった衣装を若手デザイナーが再現した作品も展示されていて、当時のファッションを身近に感じることができます。
この写真展は、来週7月29日(火)まで開かれています。