高校最後のインターハイにかける 陸上男子100m渡邊隆喜選手 「山縣選手の県高校記録を更新したい」

7/17(木) 17:26

陸上です。
今月24日から行われるインターハイ男子100メートルに出場する広島国際学院高校、渡邊隆喜(りき)選手に地元開催のインターハイにかける思いを取材しました。

広島国際学院高校3年生渡邊隆喜選手。
6月に行われた中国高校総体男子100mで自己ベストを記録して優勝、インターハイ出場を決めました。

【渡邊隆喜選手】
「中国総体は広島県総体での課題をしっかり修正して臨めた試合だったので自分としては良かったと思っています。タイムが出ていなくて全国の上位とは結構離れていて10秒3台の記録を出したことで、だいぶ上位の選手に追いつけたかなと思っています」

広島県高校記録は山縣亮太選手の10秒30。
オリンピアンが残した偉大な記録を意識して挑みます。

【渡邊隆喜選手】
「インターハイの準決勝までに広島県高校記録を更新しておきたいと思っています。決勝は更にタイムを上げていかないと勝てないと思うので、準決勝までに、県の高校記録を更新して自分の自信につなげたいと思います」

渡邊選手が記録を伸ばす上で欠かせないのが1学年下の荒谷匠人選手の存在。
常にトップ争いをするライバルです。

【渡邊隆喜選手】
「自分のことをいい意味で焦らせてくれる存在で、荒谷君がいなかったら今ここまで来れていないと思います」

ライバルに負けない自分の強みは「スタートと中盤の二次加速」。
さらに今、重点的に取り組んでいる課題とは。

【渡邊隆喜選手】
「予選・準決勝・決勝の3本、けがをせず走り切れるように体つくりをしていくことと、しっかり中盤から後半にかけて自分のトップスピードにつなげるところの練習をしていきたいです」

地元広島で開催される高校生活最後のインターハイ、特別な思いで走りぬきます。

【渡邊隆喜選手】
「地元開催なので、そのアドバンテージを生かしていきたい。色々な人が来てくれると思うので、これまで支えてくれた人たちの期待に応えられるように頑張っていきたいです」

■県高校記録更新の期待高まる

渡邊選手は広島県総体の時は、フライングを気にするあまり、スタートで飛び出せなかったそうですが、中国総体ではスタートも決まって見事に優勝、10秒39のタイムで中国総体で連覇を飾りました。

広島県の高校記録が10秒30ですので記録更新の期待が高まりますね?

【コメンテーター:エディオン女子陸上部アドバイザー・木村文子さん】
渡辺くんの持ち味である爆発的なこのスタートというものが安定して決まると、記録更新が期待できます」

渡邊選手、ライバルの荒谷選手と切磋琢磨して記録を伸ばしているとのことなのですが、木村さん、現役時代ライバルの存在ありましたか?

【コメンテーター:エディオン女子陸上部アドバイザー・木村文子さん】
「私も高校時代、やっぱりライバルがいて全国で戦うことができたので、渡邊くんと荒谷くん2人揃って全国の舞台で入賞してほしい」

渡邊選手が出場する男子100メートルは今月26日に行われます。
インターハイでの活躍、期待したいですね。