【広島あの日のきょう】広島少女集団暴行殺害事件(2013年)LINEで悪口書かれ、16歳少女が…

7/14(月) 19:00

「あの日のきょうにずきゅん」テレビ新広島、放送50年の歴史の中から、あの日のニュースを振り返ります。

今から12年前の2013年7月14日呉市の山中で16歳の少女が集団暴行の末殺害され、遺体を遺棄した主犯格の16歳の少女が逮捕される事件がありました。

【若木記者】
「遺体の遺棄現場は、この先20メートルほどの山中なんですが、被疑者の少女はこの現場の近くまで、複数の男女とともに車で来ていたことがわかりました」

この事件は、当時16歳の主犯格の少女が少年少女ら6人とともに元同級生の少女を集団暴行の末、殺害するという残虐なものでした。

犯行の動機は『LINE』で悪口を書かれたからというものでした。

家庭裁判所は「極めて悪質な犯行」だとして刑事処分相当と判断し少女の逆送致を決定。検察は強盗殺人の罪で起訴しました。

裁判の過程で、少女が、母親や祖母から持続的に虐待されるなど、過酷な環境で育ってきたことが明らかになりましたが、広島地裁は犯行は理不尽で自己中心的だとして懲役13年を言い渡しました。

2015年に広島高裁は少女の控訴を棄却、検察、弁護側ともに上告しなかったため懲役13年が確定しました。