カブト・クワガタ大集合! 子どもたちが熱視線 夏休みの自由研究にピッタリ 広島

7/14(月) 18:46

ツイセキです。
夏になると子どもたちが特に”熱い視線”を送るカブトムシとクワガタムシ。
その奥深い魅力に迫りました。

【辰已キャスター】
「いや~立派ですね、子供たちはこの角が好きなんでしょうね。きょうはどんなカブトムシ、クワガタムシがいるんでしょうか」

広島市森林公園の「こんちゅう館」で始まった企画展。

【辰已キャスター】
「見たことのないカブトムシたちがたくさんいます。生きているものも。こういった標本もズラリとあって、本当に図鑑の中から出てきたものがそのまま現実にあるような迫力があります」

気温が上がると活動が活発になり夏に見かけることが多いカブトムシやクワガタムシ。

【辰已キャスター】
「いろいろな種類がいますけどこんなのもいるんですね。アゴが長い…体よりも長いんじゃないですか。でもメスと全然大きさが違います。雄雌でこんなに違うこともあるんだな」

広島市森林公園の「こんちゅう館」では生きた状態のおよそ40種と標本およそ200種を集めました。
早速、見に来た小学5年生の男の子は…。

【小学5年生】
「全身黒でツヤツヤで、でっかい角があるのがいい」

昆虫採集が大好きで、自宅で5匹のカブトムシなどを飼育しているといいます。

【5年生】
Qカブトムシやクワガタムシはどんな存在?
「家族みたいな…友達が(自由研究で)やっていたからやってみたいなと」

そんな子供たちの期待に応えるべく、会場には奥深い、様々な情報が盛りだくさん…!

【広島市森林公園こん虫館・久我立 技師】
「クワガタってセットでお聞きになると思うが、全然離れていますよね」
Q:すごい遠いですね。
「すごく近影な仲間かというとそうではなくて。カブトムシはコガネムシのほうが近いしクワガタは別の虫のほうが近い」

”成熟したオスは臭い”という「アクタエオンゾウカブト」のケースには匂いを嗅ぐための穴が開いた仕掛けも…。

【辰已キャスター】
「若干酸っぱい…?酸っぱくさい気がしました」

【久我さん】
「あまり果実系ではない、とにかく臭い、人が不快に感じるようなにおい」

そして、今回の企画展の目玉がこちら!。

【久我さん】
「普段なかなか見られない今回の企画展だからこそ展示できている。ちょうどご飯食べてくれていますね」

こちらのヒラタクワガタ…。
よく見ると、「大あご」が左右で異なっています。

【久我さん】
「ほとんどがメスだが一部分がモザイク状にオスの部分が入っている」

極めて稀に見つかる「雌雄モザイク」と呼ばれる個体で、県内に住む一般の人から寄贈されたものだということです。

形や生態が非常に奥深いカブトムシとクワガタムシ。
もうすぐ始まる夏休みの自由研究にもピッタリなイベントが始まりました!

<スタジオ>

今回の展示は、「知る・学ぶ」というのがテーマ。
普段はツノやあごが魅力なオスの展示が多いのですが、生態を知ってもらうためメスの展示も多くされています。

また展示近くのパネルには子どもも大人も楽しめる豆知識が書かれていました。
例えば大きな角と黄金色の羽が特徴のヘラクレスオオカブト実は湿気の多いところでは…黒く変色します。

奥深いカブトムシとクワガタムシの世界。
この夏、覗きにいってみてはいかがでしょうか。
ツイセキでした。