保育所で食事中に園児が喉を詰まらせ意識不明 賠償金2億7千万円で家族と福山市が和解

7/3(木) 10:32

7年前、福山市の保育所で食事中に園児が喉を詰まらせ窒息した事故で保護者が市に損害賠償を求めていた裁判は市が2億7000万円を支払うことで、2日、和解が成立しました。

福山市の報告書などによりますと、2018年10月、市立保育所で食事をしていた当時1歳の園児が眠りかけたため保育士が抱き上げたところ食べていたリンゴなどを喉に詰まらせて窒息状態に陥り今も、意識不明の状態が続いています。
保護者は2022年、市に損害賠償を求めて裁判を起こしていました。

【福山市ネウボラ推進部・神原明子 保育施設担当部長】
「児童の方、そして、ご家族に心よりお詫び申し上げます。どうも申し訳ございませんでした」

市は保育士個人ではなく、保育所の運営責任などを認める形で保護者側に謝罪するとともに、損害賠償金として2億7000万円を支払うことで2日和解が成立しました。