ヤクルトとの３連戦を戦っているカープ。きのうは投手戦の展開でしたが、ワンチャンスをものにしたカープが接戦を制しました。

カープの先発は、試合日程の関係で２週間ぶりの登板となった大瀬良。

自身およそ１か月半ぶりの勝利を目指します。

しかし初回、先頭バッターに変化球を捉えられると、打球はレフトスタンドへ。出鼻をくじかれてしまいます。

１点を追いかけるカープはその裏、２アウトから３番・小園。ライトオーバーのツーベースで同点のチャンスを作ります。

迎えるは自身３試合目の４番起用となったファビアン。しかしアウトコースのスライダーで打ち取られ、同点のチャンスを活かすことができません。

それでも３回でした。先頭の８番・菊池。

センター前ヒットで出塁すると。送りバントでランナー二塁とし、１番でスタメン起用された中村奨成。初球の甘く入ってきたスライダーを逃しませんでした。打った瞬間それとわかる、逆転の２ランホームラン。

自己最多を更新する中村の第３号アーチで、カープがリードを奪います。

援護点をもらった大瀬良をバックも盛り立てます。５回、セカンド・菊池。隙のない守備で出塁を許しません。

先発の大瀬良は今季自身最長タイとなる８回を投げ、初回の１失点のみ。

カープがそのまま逃げ切り、大瀬良が５月１４日以来およそ１カ月半ぶりの今季３勝目、チームも引き分けを挟んで３連勝を飾っています。

【大瀬良投手】
「毎日しっかりやれることをやりながらいいピッチングできるように練習していたので、今日はいい内容で終えることができたと思います。これを続けていけるように精一杯頑張りたいと思います」

【中村奨成選手】
「１日１日必死にやるだけなので。本当にいい結果が続いてくれてるので、自分にとってはすごく嬉しいです」