JR可部線「勝手踏切」を封鎖へ 死亡事故発生の安佐南区の踏切 地元の同意得て9月中にも封鎖 広島

5/26(月) 18:43

踏切ではないのに住民が生活道路のように使用するいわゆる”勝手踏切”について、去年死亡事故が起きたJR可部線の勝手踏切が封鎖される方向であることがわかりました。

広島市安佐南区の可部線の勝手踏切では、周辺住民が線路を横断し生活道路として利用していますが、去年、2カ所で死亡事故が起きています。

広島市やJRはこの2カ所を含めた可部線の3カ所について、フェンスを設置するなど事故防止対策の検討を進めていました。

広島市は、このうち去年10月に事故が発生した安佐南区祇園の勝手踏切について、フェンスを設置して封鎖する方向で調整を進めていることがわかりました。
地元の自治会など関係者の同意を得ていて、今年9月中に封鎖する見通しだということです。

県内には中国地方では最多の544カ所の勝手踏切があり、JRは封鎖の議論を進めたいとしていますが、土地所有者の同意などが必要となるため、対策が遅れています。