マダニに咬まれ70代女性が死亡 県内で今年初の死者 広島・呉市

5/29(木) 18:56

呉市は29日、マダニを感染源とする日本紅斑熱で、市内の70代の女性が亡くなったと発表しました。マダニが原因とみられる死亡例は県内で今年初です。

呉市などによりますと、呉市の70代の女性は今月24日、発熱や発疹などの症状を訴えて救急搬送され、その日に亡くなりました。
女性の腹部にはマダニに刺された跡があったということです。

日本紅斑熱は、マダニを介して感染する病気で、2日から8日の潜伏期間を経て、頭痛や高熱などの症状のほか全身に発疹があらわれるのが特徴です。
マダニが原因とみられる死亡例は県内では今年初めてです。

呉市は屋外で活動する際は長袖、長ズボンなどを着用し、肌の露出を少なくするよう注意を呼び掛けています。