マッサージ店で女性に殴る蹴るの暴行3000円奪う 男に懲役6年判決「暴行は危険で悪質」広島地裁

5/30(金) 18:42

去年、広島市中区のマッサージ店で、女性を殴ったり蹴るなどして現金3000円を奪ったとして強盗傷害の罪に問われている男の裁判員裁判で、広島地裁は懲役6年の有罪判決を言い渡しました。

府中町の建設作業員・伊藤希実被告(25)は、去年10月、広島市中区のマッサージ店で接客をした女性の首を複数回殴ったうえ髪の毛をつかんで頭を壁にたたきつけるなどの暴行を加え、現金3000円を奪ったとして強盗傷害の罪に問われていました。

30日の判決で広島地裁の後藤有己裁判長は、「暴行は危険で悪質なものだ」とした上で、「動機や経緯に同情すべき事情はない」と指摘。
「執行猶予期間中により重い犯行に及んでおり、犯行を全く覚えていないと述べるなど真摯に反省しているとは言えない」などとして、懲役6年を言い渡しました。(求刑:懲役7年)