91歳男性1600万円の被害 検察庁職員名乗る詐欺 「受け子」役か 中国国籍の男を逮捕 広島・竹原

5/20(火) 18:20

去年11月、検察庁の職員などをかたる電話で、竹原市の91歳の男性が1600万円をだまし取られた詐欺事件で、「受け子」とみられる中国国籍の男が逮捕されました。

詐欺の疑いで逮捕された中国国籍の自称・システムエンジニア 王キ山(オウ・キサン)容疑者(41)は、去年11月、東京地方検察庁の職員を名乗る男などからのうその電話で、竹原市に住む男性(91)が1600万円をだまし取られた詐欺事件に「受け子」として関わった疑いがもたれています。

被害者の男性は、「取り調べ中の者があなた名義の口座を使用しており共犯者と捉えられ口座凍結するかもしれない」「犯人の持っていた紙幣と照合する必要があるので現金を指定された場所に置くように」と指示され、王容疑者は、男性が置いた現金を回収する役割を担ったとみられています。

周辺の防犯カメラの映像などから王容疑者を特定したということです。

警察の調べに対し、王容疑者は「自分は関係ない」と容疑を否認しています。

警察は組織的な犯行とみて、王容疑者の余罪についても調べています。