広島県の天然記念物「シャクナゲ」が見ごろ 東広島市のクロボヤ峡で一般公開

5/20(火) 17:35

TSSのふるさと通信員から届いた地域の話題です。
東広島市の渓谷では、県の天然記念物に指定されているシャクナゲの群生が見頃を迎えています。

東広島市福富町の渓谷「クロボヤ峡」。
手つかずの自然が残る森を進むと現れるのが、シャクナゲの群生地です。

日本固有のホンシャクナゲが500本以上自生していて、今、見頃を迎えています。
本来、岩場などに育つシャクナゲが、湿地に群生するのは全国でも珍しく、県の天然記念物に指定されています。

過去には、持ち帰られる被害も相次いだため、2001年に福富町観光協会が入り口に門を設置。
観光協会が地元住民と協力して遊歩道の草刈りなどを行い、毎年、花が咲くこの時期だけ一般開放しています。

【訪れた人】
「今、最高だと思いましたね。きれいです」
「広くきれいに手入れされているからね。やっぱりこれだけ手入れするのはすごい」

【福富町観光協会・西丸宏副会長】
「今から1週間、2週間は随分と楽しんでいただけると思うので、ぜひ来ていただきたいと思います」

クロボヤ峡の一般開放は、今月末までの予定です。
(午前9時~午後4時 高校生以上500円)