21.09.27(月)  30年前のちょうど今頃・・・


30年前のちょうど今頃・・・
1991年9月27日の午後7時前。
何があったか覚えていらっしゃる方はおられますか?

私(山本)は忘れもしません。
当時のTSSのスタジオで、天気コーナーの中で
「台風19号が接近しています。お隣の山口県では、
風速40メートルの暴風が観測されています。
広島県でも警戒してください!」
と皆様に必死でお伝えしていました。
私がTSSのお天気キャスターになって2年目のことでした。

この台風19号の影響で、広島県では大きな被害が出ました。
暴風による様々な被害、高潮による浸水、そして台風が去ったあとの「塩害」。
この塩害の影響もあり、何日も停電し、マンションでは水が出ない等、
日常生活に大きな影響が出た台風でした。

その後、この台風の様々な教訓が生かされ、
塩害対策や浸水対策も進みました。

もう、この台風のことを知っている方も少なくなってきました。
覚えている方は、ぜひ語り継いでいってほしいと思います。

当時若かった私、この台風で自然の恐ろしさを思い知らされました。
1991年の台風19号。
私の気象を相手に仕事をしていく上での「原点」になっています。

気象予報士 山本 剛弘

   
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