障がいのある人にも楽しい旅行を 夢かなえるバリアフリーツアー 肺の病を経験した男性がサポート 広島
10/13(火) 18:33
特集、「シリーズ彷徨う居場所」です。
重い障がいがあり、旅行に行きたくても行けない…そんな家族が夢をかなえるバリアフリーツアーを取材。
旅をサポートするのは、自身も病を経験した男性でした。
重い障がいがあり、旅行に行きたくても行けない…そんな家族が夢をかなえるバリアフリーツアーを取材。
旅をサポートするのは、自身も病を経験した男性でした。
9月下旬。快晴のもと、東広島駅には、待ちに待った旅行に出発する岡本さん家族の姿がありました。
行先は、和歌山の白浜温泉。そして、今回の旅行をサポートするのは、昭和観光社の平森良典さんです。
【昭和観光社 平森 良典さん】
「今回は介助をしっかりさせていただきますので、どうか3日間よろしくお願いします」
【岡本 純幸さん(47)】
「よろしくお願いします」
【母 岡本 富士枝さん(73)】
「けさ起きてみると今日はいい天気だということで、もう朝からルンルンだった」
【父 岡本 茂信さん(80)】
「もともと晴れ男なので、やっぱり運が良かったかな。楽しんできます」
もともと旅行が好きだった岡本さん家族。
息子の純幸さんは幼いころから脳性麻痺を患っていて、日常生活でも介助を必要とします。
だからこそ、非日常を味わえる旅行を大切にしていました。
【父 岡本 茂信さん】
「こういった子だからこそ、楽しみの場を作ってやりたいというのがある。可能な限り暇を作っては旅行に出かける。そうでないと、ずっと車椅子に座ったままの生活をしてるということだから」
行先は、和歌山の白浜温泉。そして、今回の旅行をサポートするのは、昭和観光社の平森良典さんです。
【昭和観光社 平森 良典さん】
「今回は介助をしっかりさせていただきますので、どうか3日間よろしくお願いします」
【岡本 純幸さん(47)】
「よろしくお願いします」
【母 岡本 富士枝さん(73)】
「けさ起きてみると今日はいい天気だということで、もう朝からルンルンだった」
【父 岡本 茂信さん(80)】
「もともと晴れ男なので、やっぱり運が良かったかな。楽しんできます」
もともと旅行が好きだった岡本さん家族。
息子の純幸さんは幼いころから脳性麻痺を患っていて、日常生活でも介助を必要とします。
だからこそ、非日常を味わえる旅行を大切にしていました。
【父 岡本 茂信さん】
「こういった子だからこそ、楽しみの場を作ってやりたいというのがある。可能な限り暇を作っては旅行に出かける。そうでないと、ずっと車椅子に座ったままの生活をしてるということだから」
しかし、成長とともに体格も車いすも大きくなり、介助する両親も高齢に。
【父 岡本 茂信さん】
「小さい時には、旅行しても抱えてタクシーなどに乗せて、車椅子はトランク入れさせてもらっていたが、もう今こうなるとそれもできない」
【母 岡本 富士枝さん】
「若い頃は、困難を乗り越えることもまた楽しみというか「ちゃんと行けたね」というのがあったが、もうできないことの方が多くなってきてしまって」
それでも、今回の旅行に踏み切ったのには理由がありました。
【父 岡本 茂信さん】
「我々もだんだん年取ってくるから、我々も元気なうちに、子供も障がいのある子だから、なかなかいつまでも元気でいられることもないだろうし、とにかく楽しませるチャンスを作ってやりたいと」
【父 岡本 茂信さん】
「小さい時には、旅行しても抱えてタクシーなどに乗せて、車椅子はトランク入れさせてもらっていたが、もう今こうなるとそれもできない」
【母 岡本 富士枝さん】
「若い頃は、困難を乗り越えることもまた楽しみというか「ちゃんと行けたね」というのがあったが、もうできないことの方が多くなってきてしまって」
それでも、今回の旅行に踏み切ったのには理由がありました。
【父 岡本 茂信さん】
「我々もだんだん年取ってくるから、我々も元気なうちに、子供も障がいのある子だから、なかなかいつまでも元気でいられることもないだろうし、とにかく楽しませるチャンスを作ってやりたいと」
家族全員が元気なうちにもう一度旅行をして、楽しい思い出を増やしたい。そんな願いを叶えるのは、バリアフリーツアーを専門とする昭和観光社の平森良典さんです。介助が必要な人の身体の状況や希望に合わせて、交通手段から、現地での入浴介助ヘルパーの手配まで、あらゆるサポートをコーディネートしたツアーを提供しています。
40年以上前から障がい者の団体旅行に携わってきましたが、自身も肺の病で生死をさまよったことをきっかけに、30年ほど前から高齢者や障がい者を対象にしたバリアフリーツアーを始めました。
【昭和観光社 平森 良典さん】
「やはり、障がい者の方々の屈託ないとろけるような笑顔がポツンポツンと浮かんで、この笑顔をもっともっとこの社会に広げたい。諦めるのではなくて旅ができる喜びを感じて、私もその幸福感を一緒に味わえる社会にしたいというのがきっかけで」
これまでコーディネートしたツアーは700件以上。ツアーの提供だけでなく、観光地での受け入れ環境の整備などにも取り組み、様々な賞も受賞しました。
参加者から届く感謝の声が平森さんの原動力にもなっています。
40年以上前から障がい者の団体旅行に携わってきましたが、自身も肺の病で生死をさまよったことをきっかけに、30年ほど前から高齢者や障がい者を対象にしたバリアフリーツアーを始めました。
【昭和観光社 平森 良典さん】
「やはり、障がい者の方々の屈託ないとろけるような笑顔がポツンポツンと浮かんで、この笑顔をもっともっとこの社会に広げたい。諦めるのではなくて旅ができる喜びを感じて、私もその幸福感を一緒に味わえる社会にしたいというのがきっかけで」
これまでコーディネートしたツアーは700件以上。ツアーの提供だけでなく、観光地での受け入れ環境の整備などにも取り組み、様々な賞も受賞しました。
参加者から届く感謝の声が平森さんの原動力にもなっています。
【岡本 純幸さん】
「行ってきます」
いよいよ、2泊3日の和歌山旅行へ出発です。久しぶりの新幹線に、純幸さんもワクワクした様子。
車いすユーザーにとっては、乗り降りする時に不安もある新幹線ですが、JRは事前に申請すれば全国の駅で、係員の介助を受けることができます。
チケットの用意はもちろん、介助の申請まですべて平森さんが行います。
【父 岡本 茂信さん】
「平森さんにおんぶにだっこで、全部やってもらえるというか、完全に大船に乗ったよう」
【母 岡本 富士枝さん】
「お母さんとお父さんと、とし君は楽しめばいいんですよと言われて。感謝の一言ですね」
新大阪での乗り換えもスムーズにクリアし、今回の和歌山旅行の目的地白浜温泉へ。
電車を降りてからの移動は、平森さんが事前に手配した介護タクシーで、車いすをたたむことなく移動することができました。
無事に到着し、純幸さんもほっとした表情です。
「行ってきます」
いよいよ、2泊3日の和歌山旅行へ出発です。久しぶりの新幹線に、純幸さんもワクワクした様子。
車いすユーザーにとっては、乗り降りする時に不安もある新幹線ですが、JRは事前に申請すれば全国の駅で、係員の介助を受けることができます。
チケットの用意はもちろん、介助の申請まですべて平森さんが行います。
【父 岡本 茂信さん】
「平森さんにおんぶにだっこで、全部やってもらえるというか、完全に大船に乗ったよう」
【母 岡本 富士枝さん】
「お母さんとお父さんと、とし君は楽しめばいいんですよと言われて。感謝の一言ですね」
新大阪での乗り換えもスムーズにクリアし、今回の和歌山旅行の目的地白浜温泉へ。
電車を降りてからの移動は、平森さんが事前に手配した介護タクシーで、車いすをたたむことなく移動することができました。
無事に到着し、純幸さんもほっとした表情です。
今回の旅行の目玉は温泉に入ること。家族だけでは諦めていた温泉ですが、実は、昭和観光社は現地の介護事業所と連携。入浴介助を受けることができます。
現在は全国およそ80の地域と連携し、これまでに約650回、旅行先で温泉に入るという参加者の夢をかなえてきました。
今回、純幸さんも現地ヘルパーと一緒に温泉を楽しみました。
【岡本さん家族の会話】
「おかえりなさい」
「気持ちよく入られましたよ」
「いい顔!きょうの気分は?」
「いい感じ」
「幸せ?」
「幸せ」
「よかった!」
純幸さんのあふれる笑顔を見て、岡本さん夫妻もこの表情。
その後も、家族団らんの夕食を楽しみ、観光名所をめぐり、テーマパークでは小学生以来だというゴーカートも満喫しました。
現在は全国およそ80の地域と連携し、これまでに約650回、旅行先で温泉に入るという参加者の夢をかなえてきました。
今回、純幸さんも現地ヘルパーと一緒に温泉を楽しみました。
【岡本さん家族の会話】
「おかえりなさい」
「気持ちよく入られましたよ」
「いい顔!きょうの気分は?」
「いい感じ」
「幸せ?」
「幸せ」
「よかった!」
純幸さんのあふれる笑顔を見て、岡本さん夫妻もこの表情。
その後も、家族団らんの夕食を楽しみ、観光名所をめぐり、テーマパークでは小学生以来だというゴーカートも満喫しました。
2泊3日の温泉旅行を終え、東広島駅に到着した岡本さん一家。
旅の感想を聞くと・・・
【岡本 純幸さん】
「いっぱい、いっぱい幸せ」
【父 岡本 茂信さん】
「こういうふうに満面の笑顔で、親としてもうれしくて大満足の3日間だった」
【母 岡本 富士枝さん】
「すごくいい思いをさせてもらった。満開の花が咲いた」
【昭和観光社 平森 良典さん】
「生きがいを感じて持って帰ってもらう。そんな社会を広げていきたい」
社会の理解とサポートがあって成立する、バリアフリーツアー。
笑顔あふれる思い出を胸に、岡本さん家族には、すでに次の旅行という目標が生まれています。
旅の感想を聞くと・・・
【岡本 純幸さん】
「いっぱい、いっぱい幸せ」
【父 岡本 茂信さん】
「こういうふうに満面の笑顔で、親としてもうれしくて大満足の3日間だった」
【母 岡本 富士枝さん】
「すごくいい思いをさせてもらった。満開の花が咲いた」
【昭和観光社 平森 良典さん】
「生きがいを感じて持って帰ってもらう。そんな社会を広げていきたい」
社会の理解とサポートがあって成立する、バリアフリーツアー。
笑顔あふれる思い出を胸に、岡本さん家族には、すでに次の旅行という目標が生まれています。
