「化学者として尊敬すべき先輩」30年以上親交のある広島大学大学院教授 そあいさんの偉大さや人柄を語る

10/9(金) 17:23

広島では、そあいさんの大学の後輩で、30年以上親交のある広島大学大学院の井上克也教授が、そあいさんの偉大さや人柄について語りました。

Q:先輩の功績が世界的に評価された受け止めは?

【広島大学大学院 先進理工系科学研究科 井上 克也 教授】
「ものすごくうれしいです。近い研究室で先輩後輩の関係でもあるので、存外な喜びです」

広島大学で開かれた会見で、そあいさんの受賞決定に喜びを語ったのは、そあいさんの大学の後輩で、共同研究なども行ってきた広島大学大学院の井上克也教授です。

そあいさんの受賞理由となった「不斉自己触媒反応」の発見。この反応は、『ソアイ反応』とも呼ばれ、アミノ酸などの分子には右手型と左手型と呼ばれる2つの異なる型があり、そのうち片方だけを自己触媒させる仕組みです。

これは、『生命の起源』にもつながる研究だといいます。

【広島大学大学院 先進理工系科学研究科 井上 克也 教授】
「複雑でよくわからないことがまだまだいっぱいあるんです。これからどんどん広がることで、新しい応用が広がって、人のために役立つ、サステナビリティに使えることが出てくるだろうと思っています」

さらに、この研究は医薬品の開発などにもつながるといいます。

【広島大学大学院 先進理工系科学研究科 井上 克也 教授】
「同じ成分からできている分子なんですが、片方は薬、あるいは食べ物になって、片方は毒になるのが一般的なことなんです。ということはいろいろな薬品も、『ソアイ』反応を使えば、悪い方を全部いい方に変えることができるので、非常に画期的」

また、井上教授だからこそわかる、そあいさんの人柄についても明かされました。

【広島大学大学院 先進理工系科学研究科 井上 克也 教授】
「人に対しても、実験に対しても化学に対しても、ものすごく謙虚な方。どんな後輩でもちゃんと聞いてくれる。実験結果に、なんでだとおかしい、絶対何かあると突き詰めていかれる姿勢。化学者として尊敬すべき先輩だと学生時代から思っていました」

受賞決定の直後に、そあいさんに連絡したという井上教授。

大学での講演会にも、ぜひ来てほしいと期待を寄せていました。

※そあいの「そ」は石へんに夾