「消えずの火」宮島弥山の霊火堂が全焼 長寿願う人が訪れる人気スポット なぜ?過去にも何度か燃える

5/20(水) 18:23

20日朝、宮島の弥山山頂付近にある「霊火堂」が全焼した火災。
1200年以上燃え続ける「消えずの火」を守ってきたお堂が、炎に包まれました。

宮島の”聖地”が真っ赤な炎に包まれました。
消防などによりますと、20日午前8時半ごろ、廿日市市宮島町の弥山山頂付近にある「霊火堂」が燃えていると、大聖院の職員から通報がありました。

【火災を目撃した人は】
「早朝に弥山登頂して休んでいて、展望台で休んでいた。下から煙があがっていて、護摩行やっているのかなと思って…」

平安時代、弘法大師・空海が修行をした際に残った火が、「消えずの火」として1200年以上経った今も燃え続けていた霊火堂。
その火で沸かした水を飲むと万病に効くといわれ、長寿を願う多くの参拝者が訪れる場所です。

過去にも火災によって何度か焼失していて、近年では2005年に全焼し、翌年に再建されています。

それからおよそ20年が経ち、再びの火災…火は通報から2時間ほどでほぼ消し止められ、けが人はいませんでしたが、霊火堂は、全焼しました。

【古賀記者】
「多くの観光客が利用する宮島のロープウエーですが現在運休となっているほか、こちらの登山道も立ち入り制限がかかって閉鎖されている状態です」

【宮島ロープウエー関係者】
「登山道もだめだしロープウエー自体もストップしていますんで…申し訳ないです」

【外国人観光客】
「登山道はこのあと開く?」
【宮島ロープウエー関係者】
「きょうは開かない」

【群馬からの観光客】
「ロープウエーであがろうと話をして必死で歩いてきました。楽しみにしてたんですけど…」

【バングラデシュからの観光客】
「ここまで来て…残念です」
Q:きょう行きたかった?
「そうですね。火事だからしかたないですね」

大聖院によりますと、「消えずの火」は別の場所で保管しているものがあるため、残っているということです。

警察と消防は、鎮火を待って出火原因を詳しく調べる方針です。

■「霊火堂」過去にも全焼 なぜ?

今回火事があった「霊火堂」の場所ですが世界遺産・宮島の山頂付近のこちらです。
地図を拡大してみますと…
厳島神社・宮島水族館がこちらにあって…宮島ロープウェーを上ったその先…弥山の展望台近くに位置しています。

そして、「霊火堂」ですが…
平安時代に弘法大師・空海が開いたといわれています。
霊火堂には空海が修行した際に残った「消えずの火」があり・平和公園にある「平和の灯」の種火としても使用されています。

今回全焼したんですが過去にも何度か燃えたことがあると…
直近では21年前の2005年5月に全焼しました。
当時は、お堂で枯れ木などを焼いていてこの火の勢いが大きくなり建物に引火したのが原因だったとみられています。

その後、霊火堂は2006年7月に新しく建てられました。