広島~松山航路「次世代型高速船」が就航 国内初のリニアジェット推進器搭載 快適性と省エネ性能備える

12/19(金) 12:04

広島と松山を結ぶ航路に国内で初導入となる次世代型の高速船が、19日、就航しました。

午前9時前、広島市南区の広島港に姿を見せたのは、「SeaMAX(シーマックス)」と名付けられた次世代型の高速船です。
この高速船は広島・松山間を30年以上運航してきた「スーパージェット」の老朽化に伴い、石崎汽船が導入した最新の船です。

最大の特徴は、船を走らせる仕組みとして国内で初めて「リニアジェット」と呼ばれる推進器を採用した点です。
尾道市の造船所でつくられ、高速性能を維持しながら騒音や振動を抑える「快適性」と燃料の消費をこれまでよりおよそ3割削減する「省エネ性能」を兼ね備えています。

【第1便に乗った客】
「(今までに比べて)進みは良かった」
「静かで乗り心地は良かった」

一方、同じく広島・松山間で運航している「瀬戸内海汽船」も来年春にアイヴィントと名付けた「リニアジェット」を就航させる予定です。