広島電鉄開業記念日『ひろでんの日』 新制服に架線作業車、さらに全国の電車グッズに感激【てつたま】

11/26(水) 20:00

鉄道の魅力を熱くお伝えする野川キャスターの「てつたま」です。
今回は3日前に行われた「てつたま」では恒例のイベントを取材しているそうです。

それでは…

今月23日広島電鉄の開業記念日に合わせて、千田車庫を一般開放する『ひろでんの日』

≪一般客が車内アナウンス体験≫
「ご乗車ありがとうございます。次は広電本社前、広電本社前です」

今年は晴天に恵まれ、およそ1万9000人が来場。
電車の見学や乗車体験、グッズ販売と、「てっちゃん」にとっては時間がいくらあっても足りない、そんな一日になったこと間違いなしです。

【野川キャスター】
「今年は広電にとってビッグニュースがたくさんあった年ですが、そのうちの1つがやっぱりこれじゃないですか。制服のリニューアルということで。よろしくお願いします」
「よろしくお願いします」
「今日は体験できるんですね」
「はい。駅前大橋ルート開業に合わせて、30年ぶりにリニューアルした新制服をこちらでご試着いただけます」
「あら」

【広島電鉄 人事部 古瀬凌太郎さん・野川キャスター】
「こちらの特設ブースでは、今年8月に導入されたばかりの新しいデザインの制服を着て、記念撮影ができるとあって、子供たちだけでなく、お父さんお母さんも一緒に楽しんでいましたよ。では、私も…緊張の一瞬ですね。失礼します。よっ、ありがとうございます。

私、頭が大きいんですけども、しっかりはまるサイズをご用意いただいて、ありがとうございます。やっぱり軽いですね」
「夏も冬も着やすいような素材となっています」
「フォーマルさは失わずに、襟元がスッキリした感じの印象がありますね」
「そうですね襟元もともと、襟があったんですけど、そこがもう全くなくなって。
ここのところがすごくすっきりした感じに仕上がっています」
「機能的でありながら、乗務員の皆さんとしてのフォーマルさをしっかり保っているバランスのいい一着だなと」
「ありがとうございます」
「ありがとうございました。って、このまま着て帰りたくなるくらい素晴らしい制服だと思いました」

さらにJR西日本の制服も用意され、「JR推し」「広電推し」どちらのちびっ子も乗務員気分を楽しんでいましたよ。

【広島電鉄 人事部 古瀬凌太郎さん・野川キャスター】
「新制服に一新したということですけども、旧制服はどうなったんですか?」
「旧乗務員制服はもう全く今、使われてないんですけど、そちらをアップサイクル致しまして」
「アップサイクルしたグッズがあるんですか?」
「はい」

会場には古い制服を再利用して作られた「広電グッズ」が、この日のために用意されていました。
広電のエンブレムをあしらった巾着やストラップ。
上着やズボン・ベストはトートバックにサコッシュ、そして、ペンケースやパソコンバッグへと生まれ変わりました。

【広島電鉄 人事部 奥田雅史課長・野川キャスター】
「制服をリニューアルした時に、旧制服を集めたときに、これ全部捨てるのは、もったいないんじゃないかということで、それを活用したいという思いも社員にありまして、じゃあ何ができるかって考えたところ。グッズにしていつも利用されているお客様に還元したいということで作らせてもらいました」

「こちらがまずサコッシュですね?」
「サコッシュですね」
「すごい、やっぱりね、触った質感がいいですね、とってもね。で、裏返すとこれね、いとやさんのタグが入ってるんですね」
「そうですね」

サコッシュのストラップ部分には、伝統の広電カラーを採用。
もともとズボンだった生地の特徴をいかしたデザインに仕上げました。

【広島電鉄 人事部 奥田雅史課長・野川キャスター】
「そしてこちらが?」
「トートバッグですね」
「これデザインとしてこうなってるんですね?」
「そうですね。こちらが前の制服のデザインを刺繍させて頂いて、ここのボタンも本物のボタンを使っています」
「あらー。本物ですね、本当にね。こちら側は?あら、筆記体のhiroden」
「こちらがですね、広電のベストに刺繍されていた物を、そのまま使っています」
「そのままですか?」
「そのままですね、はい」
「これはでも即完売でしょうね、多分ね。開門、即完売だと思います」
「ぜひそうなればありがたいなと思ってます」

そして、グッズといえば、ほかの交通事業者も出展しています。
ということは、私には絶対にあいさつに伺わねばならないブースがあるんです!

【阪急電鉄公式ユーチューブチャンネルのナビゲーター 館長・野川キャスター】
「館長!どうもどうも、ご無沙汰しております」
「どうも」
「先日は…」
「ありがとうございます」
「ありがとうございました」
「わざわざ正雀(車庫)まで来ていただいて」
「ありがとうございます」

この方は、今年3月に放送した阪急電鉄編で、正雀車庫を案内してくれた、阪急電鉄公式ユーチューブチャンネルのナビゲーター、館長です。

【阪急電車館館長・野川キャスター】
「半年ぶりの館長との再会かと思いきや、先日、阪急の正雀車庫で開かれたイベントにちょっと行って参りまして。お忙しい中で大変恐縮だったんですが」
「お声がけ頂きまして、ありがとうございます」
「広島から来ました野川ですということでごあいさついたしまして。1カ月経ってないぐらいですかね」
「そうですね、あまり新鮮な感じはしないですね」
「おっしゃる通りで。今回もたくさんグッズを持って来られると思いますけども、一押しというと館長どれでしょう?」
「今、人気があるのはこの6300系が」
「いいですね」
「今年で50年、シリーズが出来て50年ということで。当時のパンフレットを復刻して」
「これね、なんといっても特急車。写真もそうですけども、転換クロスシートの快適な京都線の特急列車として、まさに花形。今も嵐山線の方で走ってますもんね」
「是非、また嵐山の方にも来てください」
「あら?いいんですか!そんなこと言われると本気にしちゃいますよ。本当に行っちゃいますよ。いいんですか?」
「来てください」

「ちょっと何やらね、黄色い車の周りに皆さん集まってますよ、架線作業車展示。あの車のちょっと足元、見てみてください。もちろん車だからタイヤついてるんですけど、タイヤが今、浮き上がって、軌道のところに車輪が入ってますよね。あ、おおー!上った。周りからも一斉に歓声が上がりました。黄色い籠、作業台の部分がグーンと持ち上げられて、架線のすぐ近くまで上がりました。まだ上がる。まだ上がる、おお!」

保線業務などで使われる「架線作業車」
「ひろでんの日」では初めての展示です。

作業台は地上から最大4.71mの高さまで上がり、左右に90度まで回転することができます。今回特別に作業台に上がる体験をさせてもらいました。

【広島電鉄 電気課 森川誉幸さん・野川キャスター】
「よいしょ、失礼します。わーっ、架線が近い。いやしかし絶景ですね。
架線との距離もですけど、今日やっぱり、ひろでんの日ということで、いろんな車両が集まってますから。なかなかこの視界はないですよね」

作業台の上昇スイッチを押すと…

【広島電鉄 電気課 森川誉幸さん・野川キャスター】
「上がってる。上がってる。上がってる。架線。架線。架線。オーバー架線。今、我々は高さで何m位のところに居る?」
「だいたい5m15cm」
「地上からということで?」
「はい。そうですね」
「実際にどんな感じのことをここでされる?」
「トロリー線の同じ目の位置で…」
「この高さでということですかね?」
「そうです。この高さで摩耗を見たりとか、電車線の癖を見たりとかしてます」
「やっぱり電車線の癖が部分ごとにあるんですか?」
「ありますね。やっぱりどうしても電車が揺れたりするので。波打つって言うんですけど、その状態になります」
「半年に1回、電車線の摩耗測定という作業をしていまして、そこで摩耗してきたら、自分たちで計画して張り替えたりしています」
「真夜中にされることが多いですから、なかなか我々の普段の生活では、目につきにくいところですけど、でも絶対に架線が正常に保たれていないと電車が運行できないわけですから。まさに縁の下の…上ですけどね。縁の下の力持ちでいらっしゃるということで」

普段は入れない車両基地におよそ1万9000人が詰めかけた「ひろでんの日2025」

来年の11月23日に向けて、いまからワクワクが止まりません。