高齢女性殺害事件 遺体発見から1週間 現場にいた男の人物像は…近所の人は「関わらないように…」広島

10/21(火) 18:45

広島市東区で70代の女性が殺害されているのが見つかった事件からきょうで1週間が経ちました。付近の住民への取材で、なんらかの事情を知っているとみられる男の人物像が見えてきました。

【片平記者】
「遺体発見から1週間が経った現場には、まだ規制線が張られています」

警察によりますと、今月14日午後7時ごろ、広島市東区戸坂山根の住宅から通報があり、駆け付けた警察官が近くに住む土井鈴江さん(71)の遺体を発見。

死因は窒息死で首に絞められた痕や体に複数のあざがあり、警察は殺人事件として捜査しています。

【片平記者】
「警察が、土井さんの遺体を発見したとき家の中には住人の男がいました」

現場にいたのはこの家に1人で暮らす男。

駆け付けた警察官が任意同行を求め、尿検査で覚せい剤の陽性反応が出たとして、自称建設業の松平清容疑者(56)を覚せい剤使用の疑いで逮捕しました。

松平容疑者はどんな人物なのか…。

【付近の住民】
「変わった方というのは近所でも有名だった。煙を出すとすぐに怒鳴り込んで来る方。皆さん関わらないようにそっとしていた」
「嫌だからこっちから入る」

【付近の住民】
「噂ではちょっと危ない人が住んでいると知っていた。あの家は土井さんの持ち物ではないか。その関係で(土井さんは男が住む家に)行ったのかもしれない」

捜査関係者によりますと、土井さんは松平容疑者と面識があり、この日、何らかの理由で自宅を訪ねた可能性があるということです。

また、遺体が見つかった今月14日の朝には土井さんの生存が確認されていることから、この日の日中に殺害されたとみられています。

警察は今後、松平容疑者が殺害に関与した可能性も視野に捜査を進める方針です。