平和記念式典で広島市職員に暴行 中核派活動家5人に懲役2年から1年6カ月求刑

10/3(金) 18:35

おととし、8月6日の原爆の日に原爆ドーム近くで広島市の職員などに集団で暴行を加えた罪に問われている中核派活動家5人の裁判で、被告は無罪を主張しました。

起訴状などによりますと、大阪府八尾市の高田暁典被告など中核派の活動家5人は、おととしの8月6日、原爆ドームの近くで平和記念式典の参列者などの誘導を行っていた広島市の職員に体当たりし、集団で暴行した罪に問われています。

きょうの裁判で、検察側は「5人が共謀し故意に行われた犯行」と指摘。また、「集会を行うために暴力で実現させようとした身勝手なもの」として、高田被告ら2人に懲役2年、他の3人に懲役1年6カ月を求刑しました。

これに対し、弁護側は「証拠に基づく立証がなされていない」などとして、無罪を主張しました。

裁判は結審し、判決は来月18日に言い渡されます。