道路陥没の恐れは…下水道管の目視調査に同行取材 ヒビや腐食をチェック 軽度の不良も確認 広島市
10/2(木) 17:26
埼玉県の陥没事故を受けて全国的に実施している下水道管調査の一環で広島市では雨水管の目視調査が行われました。
広島市西区では2日朝、雨水管の調査のため作業員4人がマンホールの中に入りました。
【向井智美記者】
「直径2.6メートルある雨水管にいます。いま職員が目視でこの雨水管にヒビや腐食がないか確認をしています」
【向井智美記者】
「直径2.6メートルある雨水管にいます。いま職員が目視でこの雨水管にヒビや腐食がないか確認をしています」
汚水が流れる管路では作業員の安全確保のためカメラを使用した点検が行われることもありますが、2日、雨水管で実施された人が直接見る「目視調査」では、より正確な判断ができるのがメリットだといいます。
【雨水管の中で会話】
「ここにあるのが「浸入水」というもの。ほっといたら漏水がどんどん入り込んできて陥没の恐れもあるので不良がないか点検している」
【雨水管の中で会話】
「ここにあるのが「浸入水」というもの。ほっといたら漏水がどんどん入り込んできて陥没の恐れもあるので不良がないか点検している」
2日、確認した雨水管は比較的きれいな状態ですが、軽度の不良も確認されました。
【雨水管の中で会話】
「線があると思うがひび割れ「クラック」と呼んでいるが、あれも不良として記録をとる」
【雨水管の中で会話】
「線があると思うがひび割れ「クラック」と呼んでいるが、あれも不良として記録をとる」
この調査は埼玉県八潮市で起きた道路の陥没事故を受けて国が全国の自治体に要請して行われているものです。
上半期の調査で広島市には陥没の危険性が高い空洞や管路の損傷はなかったものの調査対象およそ53kmのうち0.4kmほどで1年以内に修繕などの対策を実施するということです。
【広島市下水道局施設部管路課・山中信二課長】
「優先的に実施する箇所に続いて、そのほかの箇所についても国から示された基準に沿って(危険度を)判定をしていきたい」
この調査は来年2月に完了する見込みです。
上半期の調査で広島市には陥没の危険性が高い空洞や管路の損傷はなかったものの調査対象およそ53kmのうち0.4kmほどで1年以内に修繕などの対策を実施するということです。
【広島市下水道局施設部管路課・山中信二課長】
「優先的に実施する箇所に続いて、そのほかの箇所についても国から示された基準に沿って(危険度を)判定をしていきたい」
この調査は来年2月に完了する見込みです。