アストラムライン延伸「西風新都線」 騒音など影響調査を公表 住民から厳しい声も 広島

9/26(金) 11:52

アストラムラインの延伸事業に関する住民説明会が25日、開かれ、「西風新都線」開通後の騒音など影響調査の結果が公表されました。

25日、広島市西区で開かれた説明会にはアストラムラインの沿線住民などおよそ70人が参加しました。

広島市はアクセス向上などを目的に、終点の広域公園前からJR西広島駅まで延伸する「西風新都線」の計画を進め2036年ごろの開通を目指しています。

この計画について延伸工事中や開通後に周辺環境に与える影響について広島市が予測結果を公表しました。

騒音や振動などの予測はほとんどが基準値をクリアしたものの、電波や日照については一部影響がでる可能性を明らかにし、市は状況に応じて補償するとしました。

しかし住民からは環境面に加え「費用以上の効果が見込まれるのか」といった採算性や用地買収に対する対応についても厳しい意見が聞かれました。

【住民】
「利便性は上がると思うがそれに伴うもの(影響)が大丈夫なのかなと。用地買収について説明がないので、そちらのほうが心配ですよね」

【広島市交通施設整備部・村上努担当課長】
「今後具体的な設計が進んでいくことで、皆さんが不安に思われていること、それが解消されると思う。より事業を進めてしっかり説明をしていきたい」