議員から質問集中 使用済み核燃料の中間貯蔵施設建設計画 中国電力「建設可能」と町に伝達 山口・上関町

9/18(木) 16:00

山口県上関町で、中国電力が使用済み核燃料の中間貯蔵施設を建設可能とする調査結果をまとめたことを受け、町議会では今後の町の判断をめぐり議論が交わされました。

「町長はどのように住民の理解を得ていく考えか」
「報告書を確認し精査していくと発言されているが、町としてどのように精査していくのでしょうか」

中国電力は、山口県上関町で建設を計画している使用済み核燃料の中間貯蔵施設について、予定地での建設は「可能」との調査結果を、8月、町に伝えています。

18日に行われた町議会の一般質問では、中間貯蔵施設に関するものが大半を占め、調査結果を受けた今後の町の判断について質問が集中しました。

西哲夫町長は、中国電力が今後示す事業計画を踏まえ、国と町も含めた3者が、住民や周辺自治体に丁寧に説明しながら進める重要性を強調しました。

【山口・上関町 西 哲夫 町長】
「中間貯蔵施設は本町にとって、今後のまち作りや地域経済に大きな影響をもたらす案件であり、その是非を含めた議論には、町民1人1人のご理解とご判断が必要と考えております」