三原市 産廃最終処分場で搬入再開 住民の不安続く 水質汚染の原因究明を県に求める 広島

9/3(水) 18:59

三原市にある産業廃棄物最終処分場の搬入再開をめぐり、地元住民が、県に対し水質汚染の原因究明を求めました。

県に陳情書を提出したのは、三原市本郷町と竹原市の地元住民たちです。

三原市本郷町の産業廃棄物最終処分場では去年、県の水質検査で基準値の7.5倍にあたる有機物の汚染が確認され、業者に対して搬入と埋め立てを中止する「警告」の行政指導が出されました。

その後、汚染源が確認できなかったものの、水質が基準値を下回ったことなどから、今年4月、県は再開を認めました。

一方、周辺では水質の悪化を理由に9軒のコメ農家が作付けを縮小・断念するなど、住民の不安は払拭されていません。
陳情書で住民らは「汚染の原因を科学的に立証すること」などを求めています。

【三原・竹原市民による産廃問題を考える会 岡田和樹共同代表】
「廃棄物の適正処理、それから生活環境の保全、公衆衛生の向上、これらを県の裁量できちっと保全していってほしいということを再度伝えたい」