海上保安庁も人材確保が課題 学生の身長と体重制限を撤廃 海上保安官採用の間口広げる
7/9(水) 17:21
人材確保が課題となっている海上保安庁。今年度から海上保安大学校の学生採用試験でも身長・体重制限を撤廃し、採用の間口を広げます。
【第六管区海上保安本部・小野雄介本部長】
「全庁を挙げて優秀な人材の確保に努めるべく頑張っている。海上保安官を目指す多くの方の受験をお待ちしている」
来月21日から学生採用試験の受付を始める呉市の海上保安大学校では、昨年度、申込者数が「321人」で、最終合格者数で割った実質倍率が2.7倍と”過去最低水準”になりました。
海上保安庁全体でも、昨年度の職員数が前の年と比べて減少に転じています。
また、第六管区内においても去年から運用する練習船「いつくしま」の大型化により管区内で必要な人員が増えていて、人材の確保は喫緊の課題です。
そうした人手不足を解決しようと、第六管区では離職防止のため職場環境の改善に取り組み、特に「育休」の取得に力を入れています。
さらに海上保安大学校の募集において、身長・体重制限を撤廃することで幅広く受験者を確保したいとしています。
【記者の目:鈴木崇義ディレクター】
この春入学した学生までは、男性「157cm」以上、女性「150cm」以上の身長制限がありました。
その背景にある程度身長がないと▲船の天井についている手すりが握れない▲武器の使用が難しいなどあった。
しかし、最近では◆手すりがいろいろな場所に付いている◆武器使用も自動化が進み、身長制限の必要がなくなった。
また、そのほかにも今年度から巡視船勤務者に「海上自衛隊のOB」を採用し始めていて、今後、海上自衛隊・呉地方総監部で退職予定者向けの説明会を開くということです。
【第六管区海上保安本部・小野雄介本部長】
「全庁を挙げて優秀な人材の確保に努めるべく頑張っている。海上保安官を目指す多くの方の受験をお待ちしている」
来月21日から学生採用試験の受付を始める呉市の海上保安大学校では、昨年度、申込者数が「321人」で、最終合格者数で割った実質倍率が2.7倍と”過去最低水準”になりました。
海上保安庁全体でも、昨年度の職員数が前の年と比べて減少に転じています。
また、第六管区内においても去年から運用する練習船「いつくしま」の大型化により管区内で必要な人員が増えていて、人材の確保は喫緊の課題です。
そうした人手不足を解決しようと、第六管区では離職防止のため職場環境の改善に取り組み、特に「育休」の取得に力を入れています。
さらに海上保安大学校の募集において、身長・体重制限を撤廃することで幅広く受験者を確保したいとしています。
【記者の目:鈴木崇義ディレクター】
この春入学した学生までは、男性「157cm」以上、女性「150cm」以上の身長制限がありました。
その背景にある程度身長がないと▲船の天井についている手すりが握れない▲武器の使用が難しいなどあった。
しかし、最近では◆手すりがいろいろな場所に付いている◆武器使用も自動化が進み、身長制限の必要がなくなった。
また、そのほかにも今年度から巡視船勤務者に「海上自衛隊のOB」を採用し始めていて、今後、海上自衛隊・呉地方総監部で退職予定者向けの説明会を開くということです。