原因は「機長と副操縦士の前方不注意」 広島空港で全日空機が工事エリア誤侵入 中野国交相「非常に遺憾」

6/3(火) 11:43

先月、広島空港で全日空の機体が工事エリアに誤って進入した問題で、機長と副操縦士の前方不注意が原因として考えられることがわかりました。

この問題は先月22日、新千歳から広島空港に到着した全日空機が、駐機場に向かう途中で工事エリアに誤って進入し、走行できなくなったものです。

3日の閣議後会見で中野国交大臣は、原因について全日空から「工事エリアに進入する直前、機長と副操縦士がその後の走行経路に気をとられ、前方確認が不十分であったことなどが関与したと考えられる」と報告があったことを明らかにしました。

【中野国交相】
「外部監視などの非常に基本動作がとられていなかったということは遺憾であります」

全日空は全ての運航乗務員に注意喚起をし、再発防止策の検討を進めているとしています。